解かれる結び目 12
[6/6]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
答えられないのだな。勇者アルフリード」
「――――っ!」
腕が届く距離。
アルフは一瞬、躊躇した。
その一瞬が命取りになると知っていても。
アルフの強い優しさが、腕を引き止めてしまった。
「なら、もういい」
レゾネクトは、ためらわない。
欲しいものをくれない相手に用は無い。
引いた右腕がアルフに狙いを定めてる。
踏み留まりかけたアルフの心臓へと、まっすぐに突き出され……
「…………っだめえぇええええええええ!!」
アルフの横に瞬間移動する。
アルフの体を突き飛ばす。
レゾネクトの腕が。
私の体に、脇腹に。
深く、突き刺さった。
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ