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ソードアート・オンライン〜連刃と白き獣使い〜
第五話 蒼の剣、再び
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リドラと同様だが、やはり大きさが違う。
「キュルッ!」
翼をはためかせ、手をあげるバハムートドラゴ。俺はどう反応していいか困る。
(……ティムしようにも食い物は無いし……かといってこのまま逃げるのも気が引けるなぁ……)
顔をポリポリと描きながら考えていると。
「キュルル!」
突然、バハムートドラゴが頭に乗っかって来た。
「うわっ!」
突然の出来事で首を前に倒してしまいそうになるも堪え、頭のバハムートドラゴを撫でる。
「キュルル♪」
どうやら嬉しいようだ。
「……これって……ティム成功?」
「キュルル!」
システム外で予想外だが、ティム成功?したらしい。どうやら、単独でモンスターキラーと戦って勝った場合、モンスターが居たときに発生する特別仕様なのか。しかし、モンスターは一匹も居らず、ここには俺とヴォーパルリザードしかーーーー
「……いや、待てよ」
?索敵?を再度使用し、回りを確認すると、モンスターが発生していた。どうやら、モンスターが現れなかったのはモンスターキラーが存在していたことが原因で、討伐した直後、バハムートドラゴが俺を視認してティムったらしい。運が良いとしか言えない。
「キュルル!」
「……呑気だなぁ」
俺は頭にバハムートドラゴを乗せたまんまで、転移結晶を取り出すと叫ぶ。
「転移、ダナク」
すると、青い柱が俺を包み、次の瞬間、五十九層主街区?ダナク?の転移門に立っていた。
「……なあ」
「キュル?」
何?と言うように首をかしげるのバハムートドラゴを髪で確認した俺は言う。
「今からさ、鍛冶屋行くから降りろ重い」
「キュル」
肯定を意味するように、頭から……右肩へ移動した。
「……はぁ」
俺は小さな溜め息を付いて、知り合いの鍛冶屋へ行く。



?ドラゴン・ファング?。それが知り合いが経営する鍛冶屋兼バー兼ギルドの名前だ。
ドアを開けると、カランと言う音と共に、騒がしい音が響く。夜型のプレイヤー達が景気付けに飲みに来るのが多いため、何時もこんな感じだ。
すると、カウンターに居た男が手を振る。
「おーい、此方だー!」
手を振る方へ歩いてカウンター席に座ると、話し掛ける。
「相変わらず商売繁盛で何よりだ、ラット」
ラット、と呼ばれた男は笑うと言う。
「ハハハ!そこはアレよ!お前さんのお陰って奴だ。お前さんが前線で戦っているからうちの名も売れまくりでなぁ!これからも贔屓に頼むぜぇ!っと……」
すると、肩に乗るバハムートドラゴに気がついた様だ。ラットは続けて言う。
「旦那……それバハムートドラゴじゃねぇですかい!?」
「……ああ。さっき前線でモンスターキラーに出会ってな、その時運良くティム出来た」
すると、客が聞いていた様で、おお!と声を上げる。
「流石だねぇクーやん。伊達に
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