第二シーズン〜時空大冒険〜
第七章 【ロストアビリティー】
第二十二話《僕が私で私が僕でアホはアホ》
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しかし、ドアが開かない、やはりこの建物、相当にボロいのだろう。引き戸のスライド部分が錆びてしまっている。
リンカーンが、気を取り直して再びドアに力を込める。
ガッ
しかし、開かない。
リンカーンは、かなり力を入れてから開けようとしたのだろう。自然と声が漏れる。
「ん?HAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHA」
ガッ、ガッ
今度は、少し、激しくドアに力を入れるが、やはりドアは開かない。
その時、俺の中にはもう一つの不安が上がった。
『ミンカーンって、ここにいんの?』
「あら?HAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHA」
リンカーンは、若干、額に汗を浮かべながら、もう一度、ドアを激しく揺する。
ガッ、ガッ、ガッ
「、、、、、、、」
そして、リンカーンは、少し黙り込むと------------
「HAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHA
どうしたんだろ?」
------------笑った。
「どうしたんだろ?っじゃねぇだろ!お前どうすんだよこれ!ぜってぇ誰もいねぇだろここ!!!」
俺は、リンカーンに向かって叫ぶ。
しかし、リンカーンは、笑ったままドアを揺すっている。
ガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタ
ガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタ
ガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタ
ガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタ
ガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタ
「いや、もういいわ!うるさいわ!もう、ドアがたけしになっちゃってんじゃ--------」
その時、俺は、後ろから迫る恐怖------------いや、狂怖に気がつかなかった。
ドゴオォォォオオオォォァオォオォォォォオオオォォオォォオォォオォォォオオオオオオオン!
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