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ガンダムビルドファイターズ 〜orbit〜
ガンプラファーストコンタクト
ガンプラバトル部最初の危機?
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しやがった……。まるで慣れてるかのような感じをする」

『何ボサッとしてんの?まだ一機残っているわよ』

「あーもう、うるせえな」

『BATTLE ENDED』

すぐにもう一機の所へ向かおうとすると、途端にバトル終了のアナウンスが鳴った。

ーーー−−

「おっ?カグラも倒したのか?早かったなー」

「まあな。俺はてっきり、お前が弾切れでやられてるかと思ったけど」

「確かに弾切れになりかけたけど問題ないぜ。その前に倒したからな」

「二人共おめでとう。初心者にしてはいい動きをしてたよ」

俺とヒメラギが話をしていると、アキザワが称賛の拍手を送ってきた。

「特にカグラは凄かった。いきなりあんなマニューバをするなんてね。ねえアマネ? 」

「まあそうですね。けど、私のファイターならこれぐらいはやってもらわないと逆に困るわ」

「あーはいはい、わかりましたよ」

アマネが嫌味をまた言ってきたので、俺は両耳を手で塞いでいると、突然ヒメラギに両肩を掴まれた。

「カグラ!俺ここに入るわ!メッチャクチャ楽しいし、なんかスカッとした!アマネ!入部届くれ! 」

俺は今両耳を塞いでいるため聞こえないが、ヒメラギがアマネから入部届を受け取って名前を書いているので、『俺ここに入るわ! 』とでも言ってたんだろ。
てかいつまで俺は耳塞いでいるつもりなんだ?
俺は自分にツッコミを入れながら耳から手を離した。

「これで三人目のファイターを獲得ね」

「後二人だな…」

「後二人?どういうことだよアキザワ部長? 」

「ああ、カグラとヒメラギは知らないか。実は去年から新しい部門が増えてね。その名も『艦隊戦』だよ。五人一組で戦い、その内一人が戦艦を操縦するんだよ」

「へー。けど何で艦隊戦なんだ?別に三人一組のバトルでもいいんじゃないのか? 」

するとアマネとアキザワは深刻そうに顔を伏せ、アキザワを眼鏡のズレを直し顔を上げた。

「俺達は……バトルが異常に弱いんだ」

「「はっ? 」」

「簡単に言うと俺はバトルが弱くて戦えず、アマネさんもバトルが弱い。その結果、部員数的にも五人一組の艦隊戦の方が勝機があると思ったんだ」

「艦隊は部長が操作するしかない。私は自分のファイターの獲得をしなければいけない。オマケに部員が足りない。これが抱えていた私達の問題だったの」

「ただ問題はそれだけじゃないんだ。知ってると思うけど、今ガンプラバトル部は生徒会長に目をつけられているんだ……何故なら」

「弱いからだ」

突如部室の扉が開き、凛とした声が部室の中を響いていった。そいつは左腕に『生徒会長』という腕章を付けていた。

「くっ!来たわね生徒会長! 」


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