003話
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の高い容器から作り置きのスープを出しドロシーに飲ませるジーク、実は彼が旅の間の料理などを作っていたりしていた。
「(そういえば、最近ステータス見ていなかったな)」
ドロシーと旅をしてからステータスを見ていなかった、それなりに激しい戦いもしてきたから成長していても可笑しくないと思いステータスを見てみる事に。
【 真名】:ジークフリード
【種族】:『人間』
【属性】:『混沌・善』
【精神状態】:平常
【ステータス】:筋力D 耐久D 敏捷E+ 魔力D+ 幸運E 宝具C
筋力がD、敏捷がE+、魔力がD+へ成長を遂げていた。ドロシーとの旅はARMという戦力を増やすだけではなくトラップや番人などとの戦いがあるため自らを鍛える修行にもなる。特にウロボロスとの戦いがかなり良い方面に利いている。
「それにしてもなんで凍り付いてるんだろうなこの城」
「自然現象ではないのは確かね、人為的なものだと考えても何の為に……ジーくん」
「ああ、誰か来たな」
箒、剣を手に持ち真正面から来る足音に備える二人。影から相手の顔が見えると同時に斬りかかろうとしたが見覚えがある顔が見えた。
「あれっギンタ?」
「あ〜!ドロシーにジークだぁああ!!」
「またお前か無礼女!!それと良く出来たジーク、今からわしの家来にならんか!!」
「き、綺麗な人っすね!!お友達っすかギンタ!?」
「なんか、知らん顔が増えてるな」
なんとも久しぶりな再開を果たしたジークはギンタから事情を聞く事になった。この城はエドワードという犬と共にとある国から逃げてきた姫が逃げ込んできたが、姫がエドワードを逃がす為に城ごと自分を氷漬けにしたらしい。
「成程な……それで季節はずれなこんな城が………」
「でも急いだ方が良いわよ?」
「なんでだ?」
スープを飲みながら妖艶に口を開くドロシー、その口から放たれた事実は酷く残酷な物。これほど城を氷漬けにするのは熟練者でも難しい物、それを自分ごと凍らせているのだから半日で心臓など止まってしまう。
「そ、そんな!!」
「きさまぁ!!よくも人事のように!!」
「だって人事だも〜ん、あっジーくんスープお代わり頂戴!」
「畏まりました」
「こ、こうしてられねぇ!行くぞバッボ、ジャック、エド!!」
「おう急ぐぞ!紳士として!!」
「お、お姉様さよならっす〜!!」
「そ、それではこれにて!!」
そう言って駆けて行く4人を見送る二人、そして二人は器などをしまい、更に魔力を開放していく。
「「さてと……9人、出ておいで」」
二人が殺気と共に魔力を開放していく遠くの方から仮面のような物をつけた者達が這い出てくる。それは二人を囲いながら下品な視線と小さな魔力を解放していく。
「
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