第3章 リーザス陥落
第50話 預かる命、解放の時まで
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な人だからこそ、皆に慕われるのだと判る。自分も助けてくれたのが、ランスじゃなくユーリであれば……、生涯この身を捧げる事も厭わないって確信が出来るんだ。
シィルは、魔法をかけ続けているユーリを見ながらそう感じていた。
だけど、ランスが助けてくれたあの時から、ランスに惹かれている。だからこそ、それはIFでの事になるだろう。過去を変える事が出来ない以上、ありえたかもしれない、もう1つの世界であり、この世界ではありえない事だった。
「zzz……ぐへへへ……いい……から……ではない……。zzz」
ランスはどうやら、上機嫌の様だ。
幻覚、今回はスリープと併用している為、夢魔の魔法と言った所だろう。上手く掛かっているのが判る。
「……ユーリさん。幻覚とは言えランス様は実際にその……抱いたと言うふうに認識すると思いますが、大丈夫なのでしょうか? その……裏合わせや、今後の事なんかは……」
ランスのことだ。一度抱いたから、『はい。終わり〜』じゃない可能性だってあるだろう。それに、幻覚の中だから、最高に気持ちいい事になっている。現実として錯覚する以上、また 抱いてみたいと言う思いが出てもなんら不思議ではない。そして、町の人物を登場させる以上は、裏合わせもしておかないと矛盾も生まれてしまうだろう。だが、その辺はユーリもちゃんと考えているのだ。
「ああ、大丈夫大丈夫。あくまで別の女の人を登場させたよ。今回の戦いが終わって、その子は、ランスに抱かれたくて仕方がないって設定。その上で、別の町に友達とかがいる設定で、そこへ行くからここから離れる、最後に貴方にとことん抱かれたい〜……ってな具合で後腐れなく。元々いない人物を創造するから、大丈夫だ。んー、ランスが探す可能性もあるが、飽きやすいだろう? コイツは」
「あっ……成る程。流石ですユーリさん」
「シィルちゃんもランスの幻覚の中に出すから軽く合わせておいてくれないか?」
「あ、はい。任せてください」
シィルはぐっと拳を握った。
夢の中であれば、他の人との行為に及んでも別に大丈夫だ。今までのと比べたら全然マシなのだ。
「ぐへへへ……、ヤル……ではないか…… フミカちゃんは……zzz 名器……だぞ…… zzz」
ランスの口から出た名前。
それはユーリが生み出した幻覚であり、完全なオリジナルの女性だった。それも1人ではない。
「がはは……、まぁ……zzz 順番だzzz ちゃん……と、レンカちゃんも……ホムラちゃんも……がははzzz ハーレム……ではないか……zzz」
ランスの股間はみるみる内に膨張をしていっていた。ユーリはそれを間近で見てしまって……思わず顔を顰めた。一応夢見てる状態だから……間違いなく発射してしまうだろう。
限りなく現
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