暁 〜小説投稿サイト〜
Fate/magic girl−錬鉄の弓兵と魔法少女−
A's編
第百三話 春の穏やかな一日 後編
[5/5]
[8]
前話
[9]
前
最初
[1]
後書き
[2]
次話
じゃなくて、眠っているだけだよ」
士郎の言葉に、ほっとするなのはだが、士郎に視線を向けて僅かに首を傾げる。
そのまま、士郎の傍に座り、顔を近づけて、鼻をすんすんとさせるなのは。
「どうした?」
いきなりの行動に首を傾げる士郎だが
「士郎君ももしかしてお酒飲んだ?」
「ああ、エステート補佐官と少し酌み交わした」
「酌み交わしたって小学生だよ!?」
平然と返答する士郎に目を丸くするなのはだが
「見た目と年齢があってないこともあるさ」
「まあ、そうだけど」
士郎の反論に、言われてみればと納得しかけるも、納得していいものかとうなってしまう。
「たまの無礼講だ。
大目に見てくれ」
なのはを誤魔化す意味も込めて、優しく撫でる。
「もう、しょうがないな」
しょうがないと言いながら、悩むのをやめて士郎に撫でられるなのは。
となのはの視線が士郎の美由希を撫でている手に向かう。
「ふむ、なのはも美由希さんの横でどうだ?」
「どうって?」
「膝枕。
まあ、男の膝枕だから寝心地は保障しないが、もう一人ぐらいなら大丈夫だぞ」
なのはの顔が士郎の誘いに一気に赤くなる。
「えっと、じゃあ……少し……ほんの少しだけ、お邪魔します」
ゆっくりと美由希の隣に並び、横になるなのは
始めは顔を真っ赤にして、視線が交わるのが恥ずかしかったのか目を閉じる。
その中で士郎に撫でられるうちに、静かな寝息を立て始めていた。
[8]
前話
[9]
前
最初
[1]
後書き
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ