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転生者は佐野 満の変わりだった人!?
プロローグ、死=新たな物語の始まり
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さん…後は…頼…みま…す
俺は…ライダー…バトル…を止められ…かった…
でも…真司…さんなら…きっと…」

ぼやけていく視界の中、俺を抱えながら泣く真司さんが見えた

「喋るな…!喋るな!満!…お前は…最強なんだろ?
…こんな…こんなところで死ぬなよ!」

「ははっ…手厳しいな…真司さんは、
…そうだ…これを優衣…ちゃんと…士郎…さんに…」

そう言い、俺は震えた手である宝石を真司さんに渡す

「…これは?」

「はは…馬鹿だなぁ…真司さん…は…記者…なら
宝石の…石言葉…ぐらい…知って…おいてくださいよ…
ベリル…それだけ…言えば…記者ならわかるでしょ…?
…そんな…事だから…真司さんは…バ…カ…し…」

そこまで言い、俺の視界は暗転した。

――――――――――――――――――――――――――――――――――

―真司side―

「おい?…満…しっかりしろよ…おい…
言えよ…バカ真司って言えよ!!…お前は…優衣ちゃんを
置いて逝くのかよ…それで…それで良いのかよ!!」

力なく腕が下に落ちた満を揺すりながら俺はそう叫んだ。

「なぁ…満…お前は最強なんだろう?…なのに…満…お前は…お前は!!
…!?おい…消すなよ…満を…満を消すなよ!!」

俺が抱えている満の体が徐々に…消えていく

「やめろ…やめてくれ…俺は…また…手塚に続いて…また失うのかよ!!
畜生ぉぉぉ!」

そう叫んだ直後に、満の体は完全な粒子となって消えていった

(真司さん…ライダーバトルを…士郎さんを…止めてください…俺には無理だったけど
…真司さんなら…きっと…優衣ちゃんも…士郎さんも…)

消えた直後、俺の耳に満の声が聞こえた。
この時は幻聴と思っていたけど…
多分、あれは…満の最後の願いだったんだと思う

「城戸ぉぉ!!」

泣いている俺の耳に蓮の声が聞こえてくる

「城戸!無事か!?」

「蓮…か?」

「城戸!…?満はどうした…?」

「……」フルフル

俺は無言で首を横に振るしかなかった

「!!…そうか…満は…もう」

「…満足そうに笑って、逝ったよ…あいつ」

「…そうか」

満…お前の願いは…決して無駄にはしない…!

―――――――――――――――――――――――――――――

―満side―

暑い…暑い…

「…暑すぎるだろ!…ってえ?
俺は確かに死んだ筈…なのに
…ここは、…空港?」

俺は目を覚ましたら全くしらない空港にいた

To be Continued…
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