第四話
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ちからは、銃を引く事で対象、もしくは直線状にある遮蔽物に高周波のマイクロウェーブを当てる事で分子レベルでの振動を生み、溶かす。一種の熱操作だ。だから引き金を引いたから銃口から熱が出るわけでない。これ大事」
「お、おう・・?」
「よーするに、銃を使ってるけど、銃ではないってことよ」
「なるほど・・・?」
雄太は納得した様子でじゃんじゃん引き金を引きまくる
しかしなんの効果も表れない
「とりあえず、ここは射撃場だ。的を溶かせられたら、つか能力発動出来たら次のステップだ」
「おうよ!みてろぉ!直ぐ溶かしてやる!」
自信満々に銃口を的に向け、引き金を引き絞る
が・・・
「威勢の割に不発だぞーい」
「く、くそう!!もっかいだ!」
「お、激レア素材げっちゅ〜」
雄太が能力の開花に勤める最中、雨の日はのんきにゲームに没頭しているのだった
時は流れ夜・・・
「はぁ・・・はぁ・・・」
ここまで休憩をはさみつつで10時間
発動出来た回数は、いまだに4回のみだった
「さて、今日はここで終わりだな。流石にこれ以上は意味がなさそうだ」
「ち、ちきしょ・・・」
額に汗を滲ませて雄太は膝をつく
「まぁ、初日は誰しもこんなもんよ。発動した4回の感覚、忘れんなよ?んじゃ、帰るわ〜」
結局ゲームばかりして特に助言も無く雨の日は帰って行った
雄太も、しかたなく自室に戻る事に
ちなみに雨の日がプレイしていたゲームは今日発売の新作モンファンと呼ばれるやりこみ系ゲームなのだが、この10時間で殆どのストーリーが終わっていたのは別のお話
「なんで発動できねぇんだっ・・・!」
自室のシャワーを浴びながら雄太は悔しみを噛みしめていた
流れるお湯が滴る
「くそっ・・・」
そして夜は更けていく・・・
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