Freikugel and sowrdplay 2
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二本の剣。それは両方とも銀色に輝く二本の片手剣だった。その剣を持つと不意にまた、声が頭の中に響く。
ほうらね?手に馴染むでしょ?
「…黙れよ。」
「何にも喋ってないけど。」
ライトがそう言って油断無く俺を見る。
しかし俺は悠然と一歩、一歩近づく。
それは今までのフォルツには無い。どこか危うく、儚く、それなのに威圧感があった。
「…。」
ライトは少し考えると『レーヴァテイン』と『フライクーゲル』二つの銃撃を俺に対して行った。
…あの呪文を口にして。
「乱撃??」
再び訪れる黒と白の死。それは美しい死の象徴。まるで彼岸花の様に、華麗に、壊れやすく。
「俺は死神。」
ボソッと勝手に言葉が溢れる。
俺の剣を持った二本の腕は乱撃を必要最低限、自分に当たらないの量だけを切り落とし前に進む。
「なっ??」
驚愕するライト。当然だ。俺ですら分からない。
「俺は死神。
夢と希望の花を刈り取った月の悪夢。」
そうして俺はそのままライトに剣で触れられる距離まで来て。
「消えろ。」
そうしてライトの周りに現れたのは月光で出来た剣。いつもの夢幻剣ではなく。数百本にも及ぶ月光の剣だった。
そうして俺はそのまま呪文を唱えた。
「咲き乱れよ??
月華流…『花天月地』??」
その瞬間。ライトの周りに漂う月光の剣が一斉にライトに向かってきた。
「舐めるな…??そっちが奥義ならこっちも奥義だ??」
そう言って『フライクーゲル』だけを空にかがけて3発の魔弾を放つ。
「『魔弾の射手』の異名をもつ魔銃よ??いまこそその力を示し、俺に勝利を導け??
『freikugel』!」
そうして放たれた3発の魔弾はまるで生きているモノの様に物理法則を無視し、フライクーゲルの名の通り、空中を自由に動き回り、ライトを襲う月光の剣を片っ端から撃ち落としていく。
さらにライト自身も『レーヴァテイン』を使い、月光の剣を撃ち落としていく。
「死ねよ。」
「…??」
そうして全て撃ち落としたところで死角から現れたのは殺気を放たないフォルツだった。そうして向けられる剣先。
「読んでるぜ?死角からの一撃なんてよ!」
しかし剣先をフォルツが向けた所でライトも銃口をフォルツに向ける。
するとフォルツはそれを見て。
「…。」
「…?」
笑った?
ライトがそう思った直後、フォルツがゆっくりとたおれるのとほぼ同じタイミングだった。
誰だろうね?僕は?
知らん。
つれないな…。僕
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