第3章 リーザス陥落
第49話 リーザス解放軍結成
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事、忘れてたからな。あのオカマ馬鹿にマリアをヤられるなど、我慢ならん!」
ランスは扉を蹴開けた。その先には意外な光景が広がっている。
「あう……、こ、このっ、猪口才なっ!」
「へ、へ〜んだっ!! あんた何かに好き勝手にされてたまるもんですか! 何度来たって、これですっとばしてやるんだから!」
マリアは、縛られているのにも関わらず、ヘンダーソンに蹴りを入れているシーンだった。ヘンダーソンはと言うと、何故か動けない様だ。
「これは、どういう事だ? オレ様はマリアが、ピンチになった所を格好よく助けて、あへあへにするつもりだったのだが」
「マリアさん、ご無事だったようですね」
「あ、ランス! シィルちゃんっ!」
マリアは、入口の方を向いたその時だった。
「ふんっ!!」
「きゃあっ!!」
ヘンダーソンは、マリアが手に持っていた袋の様な物を叩き落とした。
「ふ、ふん。《雷の護符》とは、流石はマリアと言った所ね。お守りのアイテムと違って、攻撃属性が付いてるとは侮っていたわ。 ただ、もう何も出来ないわよね〜」
「く、くぅっ!」
ヘンダーソンに取り上げられてしまい、もうどうする事も出来ない。チューリップも無く、もう抗いようも無いだろう。
「ん? 何ですか、あなた達は……、ここは私の部屋ですよ」
「ふん。ピンチには違いなくなったが、もう少し遅く突入した方が良かったか? マリア」
「何でそうなるのよっ!! っというか遅いわよっ! さっさとしてよ! バカっ!」
「マリアさん。ご無事で良かったです」
ヘンダーソンを無視して話をする3人。勿論、ヘンダーソンも黙ってはいなかった。
「不愉快ね。さっきから私の事を無視するなんて……」
「がははは。悪いなぁ。醜い者はどうも視界に入れたくないのでな。ついつい、無視してしまうんだ。オレ様は。オカマで馬鹿は特にだ。がははは!」
「ぶ、無礼な……、この美しい私に、な、なんて事を……!! ……ヘルマン司令官である私を侮辱した罪、死を持って償いなさい!」
ヘンダーソンは、完全にランスに向き合った。相手は丸腰。何が出来るのか?とランスは余裕の表情だ。
「くっくっく、私の事を甘く見ているようですが、私は、変身する能力により、ストーン・ガーディアンになる事が出来るんですよ」
「ああ、志津香の屋敷で戦ったあれか。大したこと無さそうだな」
「ら、ランス様……大変でしたよ?」
「うるさい」
「ひんひん……」
変身能力を聞いたと言うのにランスはまるで変わらない。だから、業を煮やしたヘンダーソンは更に続けた。
「そんな減らず口をたたけるのも今のうちよ! さぁ、変身してひねり潰してくれるわ!」
「ふん。さっさとしろ」
「して欲しく
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