■■SAO編 主人公:マルバ■■
ありふれた冒険譚◆初めての絶望、そして希望
第十二話 レクチャーその一、『見切り』
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ぐに目を開くと突っ込んでくるマルバを見据える。マルバの目はそのままサチを見ていて、その視線は右にも左にも動かない。サチは左足を半歩下げると、マルバが盾に衝突するその瞬間に盾に全体重をかけた。飛び散る眩いライトエフェクト。吹き飛ばされたのは、マルバのほうだった。
「すごい、サチ!よく耐えたね!!いやー、まさかふっとばされるとは思わなかったな。あれ、盾系防具で起きる『パーリング』ってやつだよ。盾に力をかけるタイミングがかなりシビアだから《武器防御スキル》か《盾防御スキル》のModの『パーリング』をとっておかないと発動させにくいんだけど、かなりうまくいったね。お見事!」
「えへへ、なんか嬉しいな。実践でもうまくいけばいいんだけどね。」
「うん、大きなモンスター相手だとやっぱりどうしても怖くなるからね。基本的な技術はできるようになったから、あとは実践で慣れるしかないね。《盾防御スキル》が上がってきたらできるだけ早く『パーリング』をとっておくといいよ。サチならかなり早く使いこなせると思う。それじゃ、あとはケイタ達と合流して一緒に練習だね。」
マルバの後に続きながら、サチは初めて盾を使えるようになりそうだと感じた。
サチの片手剣士転向計画は、ここから始まる。
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