Freikugel and sowrdplay 1
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に中距離になるの繰り返しだった。
しかし綻びは突然にやって来た。
「くっ??」
俺は至近距離の魔銃をモロにくらってしまったのだ。慌てて体勢を立て直して反撃に転じようとするが。ライトはボソッと。
「そろそろフィナーレだぜ♪ってね?」
ライトの銃撃は俺以外の場所を狙って撃っていた。その数は50は下らないだろう。しかしその魔弾はそのまま飛んで行かず、俺の周りを漂っている。
ブワッ。
俺は鳥肌が立った事を知った。
そうしてライトはすっと指を鳴らす。
「魔弾の射手!」
「??」
次の瞬間。俺以外の場所を撃って空中を浮遊していた魔弾が急に俺の方に向けて飛び出してきたのだ。
360°からの一斉砲撃。そうしてフォルツに向けて一言。
「少し言い忘れていたぜ?
『トリニティ』の一角『魔弾の英雄』ライトだ。
…お見知り置きはいらないぜ♪」
ズガガガガガガッ??
大音量、大量の銃弾がフォルツに降り注ぐ。
そうして降り注ぐ瞬間。
何かの残像と共にフラッシュバックした。
夢幻剣ってバラエティー豊富だよね〜♪
…どういう事だ?
いや、だってさ?ただ剣を出すだけじゃなくて様々な武器、僕だったら大鎌とか出したりできるし。
つーか君より上手く使えるね♪
…。
今の君に出来るのは大剣一つだけかなぁ?
この場面で慣れない他の武器は出さなくていいけどあるんじゃない?
…例えば?
例えば男のロマン。二刀流とかさ♪
頑張れ♪ファイト♪ファイト♪
魔弾が確実に当たった事を確認して俺はサナを探すために背を向けようとしたところで。
後ろから声をかけられた。
「…。待て。」
「…!」
そう言われて振り向く先には傷一つ無いフォルツが立っていた。
そしてさっきと違うのは右手、左手、それぞれに夢幻剣の半分くらいの大きさの剣が握られていた。
「…そう来なくっちゃ??」
「…。」
俺はそう言って息を吸い込んだ。
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