第六十話
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匿した上で相手を殺傷するには今の攻撃は十分有効です。それを躊躇無くこの場で使える位に屑は染まったのだろう。まあ、さっきみたいに惚けていなければ躱すのは容易い。
「二人っきりになりたいのでアリスを借りていきますね」
笑顔を見せながらクラスメイトに急に私を抱きかかえて離れ出す理由を告げ零樹が走り出します。
「いい具合に染まってますね。お仕置きはいりますか」
「そうですね……いえ、今は良いです。どうせ明日には理想に裏切られるのですから。今位は理想に浸からせてあげましょう。それが私の最後の慈悲です」
「分かりました。では、夜のデートにでも行きますか」
「エスコートは任せます」
「では、麻帆良祭中の僕のお気に入りを紹介しますよ」
「お願いします」
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