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迷子の果てに何を見る
第五十六話
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ある日の休日


side リーネ


零樹達が麻帆良を離れてから早1週間が過ぎた。
あの後、結界が全て解呪し終わると同時にあれは学園側の治癒術士に治療を施された。今回は普通の怪我なのでお父様が出る幕も無く完璧に治療された。その後、事情聴取の為に学園長室に来る様に言われるもこれを拒否、というより学園側に魔法関係の指示を聞く必要がなく強行すれば逆に訴える事も出来る為完全に無視をする。その事に対して怒りを露にした魔法先生の一派が何をトチ狂ったか女子寮に襲撃をかけようとした所をタカミチに制圧されオコジョ刑となった。これにより学園長の戦力が更に低下する事に。




零樹達は学園の方に休学届けを出しておいたのであまり問題は無く、魔法関係でも表向きには賞金を賭けられる様な自体にはなっていない。もちろんMMの裏では賞金を賭けられているでしょうけど問題は無いと言っても過言ではない。現在は中国にいるみたいなんだけど、お土産というか研究対象らしきものが送られて来た。見た目はただの桃なんだけど明らかに普通とは違う感じがする桃。魔力でも気でも咸卦でもないオーラの様なものを感じさせる桃の取り扱いに悩んだ結果

「「「「いただきます」」」」

ろくに調べもせずに食べる事に。

「これは」

「まずい、吐き出しなさい」

別に味が悪いという訳ではなく、むしろおいしいと言える物だったのだけれども主成分がアルコールだという事に私と刹那が気付き、アルコールに強くない木乃香が暴走、刹那がそれに巻き込まれ桃を一気に食べさせられダウン。チウちゃんも酔いがすぐに回り寝てしまう。木乃香は残っている桃を食べながら私に絡み続け、面倒になり気絶させてから茶々丸と共に各自をベッドに寝かせた後、残っている桃を保管する事に。
翌日、全員が二日酔いにならずにいる事から桃が仙桃であると判断する。あの子達は一体何をしているのやら。




さて、今回の事件を引き起こしたあのガキだけど、とうとう3-Aの担任から副担任に降格、タカミチが担任に昇格ということになった。これはかねてよりの独断専行及び魔法の秘匿に関しての厳しい教育が必要と判断したぬらりひょんの指示らしい。元から求心力もほとんど無かったから委員長以外からは不満も上がらなかった。副担任に降格した事で生まれた時間をその教育に当てる事で少しでも『立派な魔法使い』になれる様に教育するらしい。まあ、あれの未来は既に確定しているんだけれどね。それからタカミチが空いている時間に戦い方を教えているみたいだけれどその戦い方に納得できないのかぬらりひょん派の魔法使いに戦い方を教わっているらしい。本当におばかさんね。この学園でお父様達以外で一番戦闘経験があるのはタカミチなのに。他の魔法先生達は精々
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