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迷子の果てに何を見る
第五十一話
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「どうも〜、神鳴じゃなかった、ウチらは東の洋館の貴婦人です〜。今日は今までの借金のカタで「金子ならここにあるからこれで帰れ」……今日は今までの借金のカタで「こら無視するんじゃない、月詠。あと、鶴姉と素姉、あんまり似合ってないよ」「ああ、やっぱりそう思うんやね。それから迷惑にならん様にはしてあるさかいちょっと付き合ったってえや」「……分かったよ。姉さん達も良い?」「別に構わないわよ。いえ、ここは役に沿って命じましょう。目の前の敵を葬りなさい」「御意」むぅ〜、放置プレイは嫌どすぅ〜、昔みたいに愛し合「どうゆう事ですか零樹君」「それについてはちゃんと説明させてもらうから殺気を抑えて、とりあえず30分後に日本橋で良いな。さらば」「ちゃんと話してもらいますよ」

とりあえず忍っぽく瞬心の術を使いその場から離れる。それからアリスさんに事情を説明したり、色々と準備をしているとすぐに時間になってしまったので姉さん達に合流して日本橋に向かう。途中姉さん達のクラスメイトが一緒になったみたいでかなりの大所帯になっているが道が勝手にできるので楽に行く事が出来た。日本橋に到着するとどこからともかく椅子が差し出されるのでそれに姉さんと木乃香さんが腰掛け、茶々丸が日傘をさし、君尋がお茶とお菓子を用意して他の人たちは観戦モードに入る。さりげなくシネマ村全体に麻帆良にある認識阻害の結界が張られ舞台となる橋と城から人が離れていく。そして、約束の時間ぴったりに馬車が対岸に到着しゴスロリ服を着て刀を持った月詠と鶴姉、素姉が降りて来る。

「ちゃんと来てくれはったっ!!」

月詠の話の途中でアリスさんが手裏剣を投擲しそれを月詠が持っていた小刀でたたき落とす。

「やはり使い慣れない手裏剣では速度が落ちますね」

「話の途中で襲いかかるんはどうなんどすか」

「何を言いますか。私達はルールに則った上で戦っている訳ではないでしょう。まあ、開始時間は過ぎているので問題は無いと思いますけど」

そう会話をしながらもアリスさんは手裏剣を投げ続けている。

「小手調べはこれ位にして本番を始めましょうか」

その言葉と同時に僕はあらかじめ橋の裏側に仕掛けておいた爆薬を点火させる。その爆炎にまぎれて僕とアリスさん対月詠、残りのメンバーという風に舞台を分ける。昨日の雪辱戦の為に色々と鋭太郎とレイフォンにアドバイスはしてあるので簡単にはやられない様になっているはずだけど、この勝負は僕達がどれだけ早く月詠を倒せるかにかかっている。

「どっちが前衛をしますか?」

「私が行きます。零樹君は援護を」

舞台を城の屋根へ移し、本気で駆ける。だって黒目に反転してるんだもん。神鳴流を修めるとなぜか本気を出すと目の黒と白が入れ替わる反転現象が起こる。そして反転
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