第四十五話
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ら、そういう二人きりで良い雰囲気になってたの命の危険に曝されている時ばかりだ。師匠の修行中で。
それにどっちかというと家族みたいに接していたからか。まあ、私がやらなければならない事の大半が終わって、他の厄介事を師匠が片付けてくれるんですから関係を変えてみるのも良いかも知れませんね。
「むむっ、微かにラブ臭が」
あの腐女子が反応するという事はこの気持ちは本物らしいですね。まあ焦らず、けれど大胆に行きましょうか。鈍感そうですし、私も鈍感ですし。
side out
side 零樹
「へっ、くしょん」
「風邪か零樹?」
親友である佐久間鋭太郎が心配して来る。一応魔法生徒でかなりの力を有する彼だがあまり本気は出したくないらしい。出会いは酷いものだった。麻帆良に来て半年位経った頃に暴走した魔法先生が襲って来てその時に僕を庇って重傷を負ったくれ、その日僕は初めて人の命を奪い一人の命を救った。そして命を奪った僕を一番最初に受け入れてくれた親友でもある。ちなみに年上だったけど父さんに書類を偽造してもらって現在は中3です。ちなみに寮には住んでいますが店の方で色々と作ることが多いのであまり帰っていたりしません。
一度だけ本気で戦った事があるが戦闘スタイルは大火力による一撃必殺と毒を使っただまし討ちだ(防御はかなり不得意)。10歳の時から独学で最上級殲滅魔法を放って来た時は驚いた。ネギよりも才能はあるけど本人がいやがってのんびりしている。最近はケモノ耳っ娘の人造使い魔の精製に忙しいらしいですけど。その情熱を別の方向に使って欲しかった。父さんは鋭太郎のことが気に入ったらしくよく師事している。
「いや、そんな事は無いはずだから誰かが噂でもしてるみたいだな」
「それって迷信だろ」
「いや、昔父さんと調べてみたら呪いからの派生らしいんだ」
「なにそれこわい」
「それも仲が良い人が噂をするとよく起こるらしい」
「パスの関係上か?」
「そうみたいだね。まあ所詮くしゃみ限定みたいだけどね。それでもこっくりさん以上に成功率が高くて簡単な呪いらしいから面白いと言えば面白いね」
「それで、誰が噂してるのか予想はつくのか」
「たぶん、彼女だろうね……なんだい、その顔は」
「零樹に母親と姉以外に女気があることに驚いた。それも呪いが来る位に親密な関係の女性がいることに」
「以外と失礼だな。まあ、付き合いが長いから親密と言えば親密なのかな?」
「なんだ?その反応」
「ほら、あれだ。アニメでよくある隣の家の幼なじみみたいな関係を続けてたせいでそこら辺が曖昧になってるんだ」
「で、単刀直入に言えば恋人になる可能性は
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