第四十五話
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鈍感共
side レイト
ネギの治療を行なった次の日、オレは茄子から直接退職金を手渡された。まあ貰う物は貰ったのでとっとと店に戻る。教師を辞めたオレがここにいるのはおかしいからな。
「さて、退職金は確かに受け取ったが別に要らないんだよな。使い道どうするか。うん?侵入者にしては反応が小さいな。アルベールか」
反応があった場所に向かってオレは転移して捕獲する。
「だ、だれでぃ」
「麻帆良に何のようだ下着泥棒」
「ギクッ、な、なんのことかオレッチにはさっぱり」
「アルベール・カモミール。下着を約2000枚の窃盗で投獄されていたが先日脱獄したと報告がはいっている。また懸賞金もかかっているぞ、2万オコジョ$。お前、どんなお偉いさんの下着を盗んでいるんだ」
「し、知らねえ。オレッチは知らねえ冤罪だ」
「残念だがお前はこのままアリアドネーに連行する」
「なんでまたアリアドネーなんかに」
「オレの顔を見た事無いのか?結構有名人なんだが」
「へっ?そういえば何処かで見た事がある様な。おかしいな、オレッチが兄貴以外で野郎の顔を覚えてるなんてそれこそ赤き翼と……か、もしかして『かた』いや、『教授』でありましょうか」
冷や汗をだらだらと流しながらオレに確認をとって来る。うん、『形なきもの』と言いそうになったがちゃんと『教授』と言い直したから聞き流してやろう。
「正解だアルベール。頭の回転は速いようだな。そういう奴は嫌いじゃない。そこだけは褒めてやろう」
「あ、ありやとうごぜえます」
「だが、解放してやる訳にはいかん。脱獄に関してはどうにかしてやっても良いが大人しく刑務所に戻るんだ。命は惜しいだろう」
「へい」
「安心しろ精々2〜3年程度だ、あと絶対にここには近づくな。オレの娘達もここで暮らしているがオレ程甘い対応はしてくれないぞ」
「へい、大人しく国に帰らせてもらいます。さすがに妹に悲しい思いをさせたくないので」
「良い心がけだ。じゃあ行くぞ」
アリアドネーに繋がっているゲートに転移しアルベールを預ける。最後に妹に手紙と貯金を渡して欲しいと頼まれたので渡しにいってやる事にした。金額はあまり多くなかったので退職金の一部をこっそり入れておく事にした。素直に対応した褒美みたいな物だな。
さて、帰るか。
side out
side ジジイ
あの襲撃事件から既に一週間が経過下のじゃが、未だにネギ君が意識を取り戻さない。誰が調べても異常は全く見られなかった。仕方なくレイト殿にも相談したのだが
「あれじゃね、あまりのショックを受けて自分が壊れない様に深い眠りに
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