第四十四話
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、リーネはエヴァにそっくりだな。昔からよくその受け答えはやったからな。最近はそんな事は無いが。これからオレはネギの治療に行って来る。この件の後処理は全部任せてもらう事になるが良いな」
「ええ、けどこれに関してはアリスに任せたいんだけど」
影からナギの杖を取り出しお父様に見せる。
「ふむ、問題は無いな。アリスがいるというなら渡せば良いし、要らないならナギに返せば良いだろう」
「分かったわ」
「それじゃあな。チウちゃんと木乃香が心配していたから顔を出しておけよ」
「「「「はい」」」」
お父様を見送ってから3人で寮に戻り2人に色々と説明をしにいく。寝る前にお父様からメールが来てガキの怪我は全て治ったそうだ。つまりアリスの薬は解毒していないのだろう。これは楽しみね。
side out
side ジジイ
「急いで治療を施すのじゃ。絶対に死なせてはならぬ」
リーネ君から依頼が終了したと連絡が入ったので現場に向かうと酷いものだった。本当に生きているのか分からない位のネギ君だが強制証文を使っている以上生きてはいるじゃろう。だがこのままでは死ぬのが分かる。急いで部下に指示を出す。じゃが
「腕が繋がりません」
「脇腹の傷も同じです」
「心拍と血圧共に下がって来ています」
「エリクシルも効きません」
「動かそうにも骨が臓器を傷つける恐れが」
部下から絶望の言葉が返って来る。一体どうすれば
「困っているようだな近衛門」
「その声は」
いつものスーツとは違い白衣を着たレイト殿が立っておった。
「なぜここに」
「何、娘達がやりすぎたからその尻拭いだ。親として当然だろうが」
「エリクシルも効かない怪我を治せるのですか」
「なんだ?MMはまだエリクシルなんて使ってるのか。あんな物、帝国もアリアドネーも使ってないぞ」
こちらを貶す事を忘れないのが彼らのクォリティーじゃな。今はそれよりもネギ君の事じゃった。
「治せるのですか」
「これ位の怪我ならよく治しているから問題ない。邪魔だからお前らどいていろ」
治療部隊を押しのけてネギ君の傍にしゃがみ、手を翳す。
「よっと」
それだけで火傷が無くなり、口の縫い後が消え、曲がっていた骨が元通りに戻る。
次に切り落とされた腕を傷口に合わせて一枚の符でそれを固定する。
「終わったぞ。腕はこのまま1時間も放っておけばくっ付くから」
「そんな馬鹿な」
「お前らと一緒にするんじゃない落第生共」
「「「「落第生?」」」」
「お前らがアリアドネーにいたら落第の実力だからだよ。この
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