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能力者たちが事件を起こしたり解決したりするようです
第三話 壊れても直せばOK 直せる見立て無し
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中には何やら刀剣の様な物が入っており柄の部分が外に出ている

「ん?誰だオメェら、さっきまではいなかったよな、新手かぁ?」

威嚇するようにこちらを睨みつけながら、こちらを見ている

「お前がやったのか?」

と、一応は聞いておく

「ああ、そうだよ、一応自己紹介はしとかねぇとなぁ、俺の名前は"武槌(たけつち) 雷命(らいめい)"、おめぇは?」

「俺は神鳴樹 星雅、警察のものだ、お前がこれをやったのか、じゃあお前は敵でいいんだな?」

「ああ、そうだよ、オメェが警察で俺を攻撃しようってんなら、敵だ」

言い終わると同時に先程まで黙っていた成美が銃を即座に相手に向かって撃ち牽制する
が、それも意味なく、あっさりと避ける

「よ、よけたよ?なにあれ、人間だよね?」

「お前は好きな様に動け、どうせ命令は聞かないだろ?」

と言いながら血の刃を構え相手に向かって行く

「2対1か、丁度いいハンデだ!」

大きいゴルフバックから刀剣を周りに撒き散らし床に落ちている1本だけを取る、あのゴルフバックにどのように入っていたか疑わしいほどの大量の刀剣がまき散らされている

武御雷(タケミカヅチ)!!」

そう言うと、刀剣が光りを帯び、電気を纏っているのか小さく放電(スパーク)を起こしている

「行くぜオラァァァァ!!!」

雄叫び、大きく跳躍し、刀を振りかぶり、斬りかかる
それを咄嗟に右腕の刃で受け止める
腕に電流とともに激痛が走る、右腕の血管はズタズタになり、痙攣を起こしているが、辛うじて動く

「大丈夫、なぎ君?」

「ああ、問題ねーよ、すごく痛いが動かせる、まあ、ちゃんとお返ししねーとなぁ!!」

雷命にむかってすぐさま距離を詰め拳で武器を叩き落とす
それと同時に腹部に回し蹴りを入れる「ぐあっ」とうめき声を上げつつも床に大量に散らばっている刀を手に取り突きを繰り出す、それを紙一重で避ける電撃によって少し頬を火傷してしまう
そこへ成美が援護射撃をする、が床に散らばっている刀を足で蹴りあげ弾を受け止める

「やっぱり人間じゃないでしょ、人間業じゃないよ」

と、成美は驚愕し、銃を懐へしまう

「なぎくーん、僕はここで待ってるから、ひとりで頑張ってね、正直戦力外でーす」

「ああ、もしも俺に当たったら大惨事だからな」

「いやまあ、当たらないでしょ」

「余所見してる余裕あんのか!!」

成美と緊張感も無く話をしていると雷命は思い切りこちらに向かってダッシュし、斬り付けてくる

「おせぇよ」

と星雅はヒョイっと避けて雷命の後頭部に左肘を叩き込む
雷命はまたもやうめき声あげよろけるがギリギリ意識を保ち横薙ぎに刀を大振りする

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