本編
第四話
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・・」
「ひゃっ!いや・・・や、やめて・・・」
「・・・・・・グスン」
そして次に試したのは、涙目になっていたメイドを見て恐ろしさを感じたが、ここで引いてはヴァリエール家の名が廃る、何より男として夫として妻を先に犠牲にするわけにはいかない、などと言ったヴァリエール公爵その人であった。
「こんな物がいったい何だというのだ」
「ふ、ぬう・・・こんな・・・ものに・・・!」
「ふふ、ふははは、最高にハイッてやつだぁ!」
そして最後はわれがヴァリエール夫人こと、烈風のカリンちゃんであった。いままでの3人の様子を見ていた彼女は手に持つ道具が、人格を破壊してしまう恐ろしい拷問器具に見えていたが、ワクワクと純粋な瞳で自分を見てくる娘の期待を裏切ることは出来なかった。
「・・・」
「くっ、あ・・・わ、私は、私はこのようなものに屈しないッ!」
「ああッ!始祖ブリミルよ!非力な私をお許し下さい・・・」
悲喜こもごも様々な反応を見れたルイズは大満足であった。そういえば私も初めて使った時はさっきのメイドみたいな感じだったわね、などとしみじみしながら自分のチョイスが間違ってなかったことを悟った。
そして地球の技術力の高さを十分に示し、よりスムーズに話を進めることが出来たことにより、地球という世界に少しばかり懐疑的であったヴァリエール夫妻を納得させることが出来たのであった。
その後、ヴァリエール家において一大トイレ革命が起き、そこらの安宿に泊まるくらいなら公爵家でトイレを借りたほうがいいとまで揶揄されるようになるのであった。
もう気がついてる方が殆どであると思われるが、ルイズが持って帰った最先端のトイレ道具とは携帯ウォシュレットである。決していかがわしいナニかではない。
因みに、巻き込まれたメイドから噂が広まり、ルイズ様は異国の拷問器具で人々を虐げる趣味があると、おかしな誤解を受けてルイズが凹むのはまた別の話。
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