マブラヴ
1092話
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備されていない。
実際シャトルで敵船に向かうのなら、PTとかで敵艦に突っ込むのが手っ取り早いしな。
今回の場合は宇宙船を出来るだけ破壊しないで奪い返して欲しいという依頼の為、やむなくこんな手段を取っているが、技術班辺りにその辺を相談してASRSを搭載して貰った方がいいのか?
けど、この辺は殆ど使わないしな。折角その辺を改造して貰っても使われる事がないとちょっと申し訳ないしな。
そんな事を考えつつ、宇宙をプカプカと浮かびながら目的の宇宙船へと取り付く。
……ああ、やっぱり。
装甲自体はそれ程厚いって訳でもないし、下手をすれば俺が生身でも貫通出来そうだ。
いやまぁ、このマブラヴ世界の技術力を考えればしょうがないのかもしれないな。
それにリソースを集中したと言っても、悪く言えばそれは突貫工事で作ったって訳だし。
これが、普通の他の宇宙船と一緒に作っていれば、作業途中の技術的なブレイクでより高性能になったりもしたんだろうけど、こうやって一気に作ってしまえばそういう事は出来ない。
そんな風に考えつつ、宇宙船の格納庫の方へと視線を向けながら……そろそろ時間になると判断し、準備を整える。
それから数分。宇宙船の周囲に突然特機が3機姿を現す。
ヴァイサーガが宇宙船の正面に、ヴァルシオン改が右に、トリニティゲインが左に。
背後以外を特機3機に囲まれた宇宙船は、外からでは分からないが間違いなく混乱はしているだろう。その証拠という訳でもないが、先程俺が見つけた機銃は全く動く様子がない。
そして姿を現すシャトル。
ASRSを展開しているシロガネから出てきたので、何もない空間から出てきた様に見えたが、実際宇宙船側からも同じように見えただだろう。
まだ機銃の方は動いていないが、早速とばかりに俺は炎獣を生み出して機銃へと向かわせる。
炎の鳥……フェニックスの如き炎獣が宇宙を走り、機銃へと向かって攻撃を仕掛ける。
同時に獅子や虎、狼といった炎獣も機銃へと攻撃していく。
鳥の場合は宇宙空間を移動していても違和感ないけど、獅子や虎、狼といったものが宇宙空間を移動しているのを見ると微妙に違和感があるな。
シャトルの方でも俺が炎獣を放っているのに気が付いたのだろう。進行方向をこっちの方へと向けて近づいてくる。
それを見て、ようやく宇宙船の方でも慌ただしく動きを見せ始める。
……機銃が何ヶ所か動いているんだが、そこからだとシャトルに攻撃出来ないぞ。
この辺がまだ慣れていないのも、恐らく宇宙船を専門に動かす訓練をしている者達じゃないからというのが大きいんだろう。
あ、機銃がシャトルに届かないの分かったのか、特機の方……トリニティゲインの方に向いた。
おい、ムラタ。妙な真似はするなよ。お前がするのはあくま
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