002話
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疎かになってしまい、石巨人に一気に攻められてしまいレオは痛烈な一撃を食らいもとのアクセサリーへと戻ってしまった。
「レオ!ってきゃあああ!!」
「ドロシー!!」
レオがやられた事で更に気を取られたドロシーは大きな隙が出来てしまい、その隙を突かれ石巨人に捕まった。
「ジーくん助けてぇえええ!!」
「ったく待ってろ!」
捕らえられてしまったドロシーを救う為石巨人へと向かっていくジーク、だが敵は真名解放を行っていないとは言えバルムンクで深い傷を与える事が難しい敵、だが直感的に如何したら良いのかを身体が知っていた。身体に満ちている魔力を剣に集中させ、魔力が満ちると同時にその剣先を石巨人へと向ける。
「穿て、竜閃!!」
振るわれた一撃は真空を切り裂く刃となり、空気を両断しながら石巨人へと向かう腕を透過した。巨人は何をされたのか理解できぬまま腕を振るおうとするがドロシーを捕らえていた左腕が半ばからずるりと地面へと落下した。地面に没する寸前に彼女はジークによって救出され腕に抱かれた。
「あっありがとうぉ〜ジーくぅううん!!!」
「お、おいやめっ!?わ、解ったから胸を押し付けるな!!!」
「うおりゃああああああああああ!!!!!」
ジークに抱かれながら更に強く抱きついてくるドロシーにワタワタしている間にギンタはバッボに繋がっているけん玉のけんを巨大化させ石巨人をぶん殴った。その強烈な一撃は石巨人に強大なダメージを与えたようで石巨人は地面に没した。
―――これが始まりだった。世界を救う竜殺しの英雄と異世界から来た救世主の関係の始まりは。
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