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オズのポリクローム
第一幕その五
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かも」
「オズの国に行くことも」
「なかったかも知れないんですね」
「そうかも知れなかったのよ」
 実際にとです、ドロシーは五人に答えました。
「私も皆に会えなかったかもね」
「ボームさんがおられてこそ」
「それで、ですか」
「僕達はドロシーさんを知ることが出来て」
「オズの国にも来られて」
「皆さんとも会えたんですね」
「そうなるわ、だから皆ボームさんに感謝しているの」
 それこそというのです、ドロシーも。
「そして今はあの人とも楽しく遊んでいるのよ」
「ボームさんもスポーツをされるんですか?」
 ジョージはドロシーにこのことを尋ねました。
「あの人も」
「いえ、あの人はね」
「何かスポーツはでしたよね」
「ご自身がされることはあまりないの」
「アメリカにおられた時はお身体が弱くて」
「そうした方だったから」
 だからだというのです、オズの国に来てからも。
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