Another73 発車
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ルカ「それからデジタルワールドからすれば永い永い時が過ぎました。そしてあなた方がデジタルワールドに導かれた日」
スバル「アグモン達はずっと待ってたんだよね。太一さん達を」
アグモン[うん…待っていた。僕達はずっと待ってたんだ。太一を]
ガブモン[ヤマトを…]
ピヨモン[空を…]
ゴマモン[丈を…]
パルモン[ミミを…]
パタモン[タケルを…]
テントモン[光子郎はんを…]
アグモン[幾日も幾日も待ったんだ。そしてある日…]
幼年期だったデジモン達が口に加えたデジヴァイスをぽーんと空に放り投げていると、デジヴァイスは空に吸い込まれるように消えていった。
それに変わって空から7人の子供達が降ってきた。
太一「ところでそろそろ教えてくれ。どうして俺達が選ばれたんだ?」
ルカ「太一さんとヒカリさんは、現実世界に迷い込んだデジタマを、グレイモンに進化させましたね?」
ヒカリ「え?私とお兄ちゃんが?」
太一「勝手に進化したんだよ!!」
ルカ「勝手に進化することは無いのです。つまりあの進化は偶然ではない。あなた方といたからグレイモンに進化出来たのです。」
太一「でも、俺とヒカリは何にもしてないぜ?デジヴァイスも無かったし…。」
ルカ「デジヴァイスをただの進化の道具とお考えなら、それは間違いです。デジヴァイスは、デジモンを皆さんの特質に合わせて、正しく進化するためのもの。紋章も同じです。ところで皆さんは前に話したそれぞれの紋章の意味を覚えてますか?」
太一「ああ、俺のは勇気だ!!」
空「私のは愛情」
ミミ「純真!!」
光子郎「知識です」
丈「誠実」
タケル「僕のは希望の紋章だよ!!」
ヤマト「俺のは友情」
ヒカリ「私は光の紋章」
ルカの問いに迷うことなく答えていく太一達に満足げに笑いながらルカは更に口を開く。
ルカ「それらは4年前のかつての皆さんが持っていた、最も素晴らしい個性です。でも、皆さんがそれを失っていたらどうなりますか?もしかしたらデジモンを悪用するかもしれない。またその素晴らしい個性を、履き違えたとしたら…」
太一「あ、もしかして…あの時、俺はグレイモンを超進化させようとして敵の前に飛び出した。だけどアグモンは、スカルグレイモンになっちまった…あれは、間違った勇気…無謀だったんだな…」
ルカ「そうです。」
丈「てことは、僕らは元々持っていた自分らしさを再発見するために苦労してたってわけだな…」
太一とヒカリの話を聞き、丈がそう纏めた。
光子郎「でも…太一さんやヒカリさんは分かるけど、僕達はデジモンを進化させたわけじゃないし」
ルカ「皆さんのデータを検討した結果
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