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ソードアートオンライン  〜蒼き神速使い〜
35 繋がれていく思い
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「待ってよリーファちゃん!」
「レコン。何であんたここに・・・」
「まあいいじゃん。とにかくレコンお前も世界樹に来てリーファと一緒に後方で援護してくれ!」
「よろこんで!!」
役者は全員そろった。
最後の戦いが始まる。



今回しっかり作戦を立ててから突入した。
「「うおおおおおおお!!」」
俺とキリトは全力で上昇しながら左右に分かれる。
螺旋状に一気に駆けるとどんどん円を狭めていく。
やがてお互いの背をぴったりとくっつけるとキリトは二つの剣を使って、俺は光の速さで剣をふるって
敵にダメージを与えていく。
HPはどんどん削られて入るもののリーファとレコンの回復のおかげで見る見るうちに回復していく。
「いっけええええええ!!」
ところがリーファとレコンが狙われ始めたために一度戻らざるを得なくなってしまう。
撤退か。捨て身で突撃か。
答えは・・・。
「キリト!」
俺は叫んだ。



「駆け抜けろ!!」


この声に反応したかのように下で咆哮がした。
ケットシーとシルフだ。
「キリト!いくぞ!」
「・・・!おう!」
後ろについて守ってくれているケットシー、シルフに感謝し俺とキリトは天井まで駆け抜けていった。
もうちょっとといったところで俺はキリトに
「後は頼んだ。俺は現実世界に戻る」
「なんで・・・?」
「アスナの見舞いに行ったときの須郷・・・だったか。あいつがレクトの責任者。たぶん主犯だ。
だとすると現実のアスナが危ない」
「・・・わかった。あいつを守ってくれ。頼んだぞ」
「心得た!!」
キリトに背を向けると急降下。
「撤収!!」
というサクヤの声を聞きながら宿まで走り即時ログアウトした。

現実。
俺はアスナの病院の前で待ち伏せしていた。
(やっぱり・・・)
須郷は駆け足で病院内に入ろうとしたがその行く手をさえぎってやる。
「奇遇だね。ALOで元SAO生還者を監禁している須郷さんと会えるなんて・・・。
行っておくけどこの先はいかせないよ?」
「な、なにを・・・」
「警察が来るまでまっててねっと」
「どけ!このくそがきぃ・・・」
飛び掛ってきたがバンとあごを蹴り飛ばすとひるんで少し下がる。
また襲ってきては腹をける。
そういう風にしているといい加減切れたのか、ナイフを取り出しかかってくる。
ひらりとかわすと手首をつかみくるっとひねると体ごと宙に浮いた。
頭から行ったため気絶してしまった。
その5分後にキリトが、さらに2分後には警察が来た。
ま、警察が来る前に逃げたけど。
結局須郷は監禁を自白。
捕まっていた人たちも解放され、これでSAO生還者たちは全員悪夢から覚めたようだ。
こうして俺たちのALO事件、そしてSAOは幕を閉じたのだった・・
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