暁 〜小説投稿サイト〜
逆さの砂時計
解かれる結び目 8
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 無邪気に笑うホリードさんが両手の指先を握って、準備は整った。
 行く先をどこにしようかと考えながら、未知の空間を思い浮かべ。

「あ。でもね。一つだけ訂正させてくれる?」
「え?」

 昔、エルンストから話に聴いていた『海』を選んで、移動した。
 生まれて初めて見る、大きな大きな水溜まり。
 それを背負った太陽のような男性が、(だいだい)色の虹彩を柔らかく細める。

「俺の名前は『アルフリード』。アルフって呼んでくれると嬉しいな」



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