第4話 攻略開始
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。それだけサ。」
「さっすが!副商長!そこに痺れる!あこ「がれんでよろしい」ガフッ…」
「あたし…ペア間違えたかねぇ?」
「………」
「……」
「どうシタ?ミネ。」
情報…確かに当てにはなる。が…ベータテストは所詮テスト。正式サービスの時点で手を加えられたり、下方修正があってもおかしくは無い…。アルゴの情報は実際ベータテストの時の情報をそのまま使った物だ…だが…もしボスの…攻撃パターン、武器、その他諸々が修正されてたとしたら?どんなゲームにもアップデートがある。これは…伝えるべきか…。だが現実味はある…。警告すべきか…。
「…いや…何でも無い…だがアルゴ、キリト、気をつけろ…。」
「「?」」
この予感が外れりゃ文句はねぇんだがな。
どうにかボスの部屋らしきところまでは犠牲者無しで到達出来たか……。にしても、中々に面白い。こいつら一気に仲間に引き入れること出来ねぇかな。
まぁ、無理だな。
っと1人で自己完結したりしている間に扉が開く。
「お前ら、死ぬなよ?アリーは別だが。」
「お前は何様ダ?心配するナ。おれっちが華麗なMPKってもんを見してやルヨ。」
「ボスをケシかけるのは真剣に止めてくれ。俺デカイのは苦手なんだよ。」
未だ、数多のオンラインゲームをしたが、大型モンスターを1人で狩ったことなど、一度もない。
装備云々ではなく、何故か勝てない。無理。その代わり対人スキルは上がったがね。
ギギギギギギギ…。
扉が開くと同時にボス部屋に雪崩れ込むプレイヤー達。
その一番後ろを悠然と歩いて行く。
あんまり…世話焼かせんなよ…と、目でアリーに訴える。
届いたのか届かないのか、肩をすくめるアリーと、副商長は俺が守ります!っと肩を怒らせて走っていくカルテル。ニヤニヤと楽しそうな笑みを浮かべ、獲物を抜くシルバ。
「これ…ギル面間違えた?」
1人ため息を吐く俺に、ボスの咆哮が重なった。
HPバーが表示される。ボスの名前は…。
《Illfang the Kobold Lord》
情報通り…か?
心配は杞憂だったみたいだな!
腰の短剣を抜き放つ。
「総員!突撃ーーーっ !! 」
咆哮を上げて突っ込むプレイヤー達。
同じく咆哮を上げて突っ込んでくるコボルド・ロードとセンチネル。
数は…三匹…OK!情報通り…!!!
命のやり取り…始めようじゃないか!
行くぜーっ!!
「無理!危ない!死ぬ!」
何故か俺が狙われている。ヘイト高いのか…?
雑魚は三匹だが地味にHPはそこらのモブよりも高い。しかも…。
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