暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
マブラヴ
1091話
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わよ。それで結局どうするの? アクセルのニーズヘッグが駄目なようなら、特機を出すって手もあるけど」

 チラリとレモンの視線が向けられたのは、シャドウミラーの中でも特機を使用しているエキドナ、ムラタ、ギルフォードの3人。
 特機というのは、見る者に対する威圧感も考えて設計されているだけに、こういう時は確かにいいだろうが……

「いや、やっぱり俺が出るよ」

 少し考え、そう告げる。
 確かに特機だと敵に対する威圧効果は高い。それは間違いないし、俺も認める。
 けど、視覚のインパクトが強すぎるというのも、また問題な訳だ。
 相手に対する威圧感は重要だが、下手に強すぎる威圧感を与えると追い詰められ過ぎた奴等が暴走する可能性がある。
 窮鼠猫を噛むじゃないが、その暴走で宇宙船が破壊されるような事になるのはこっちとしても面白くない。
 だとすれば、ニーズヘッグの方がまだいい。
 実績はともかく、見た目だけで言えば……うん、まぁ、ラスボス感は出てるけど、それでも特機よりもマシな筈。
 それに、ファントムやグレイプニルの糸があるから、微妙に調整して壊しすぎないようにダメージを与えるってのも出来るし。

「うーん、そんなに上手くいくか? 正直、俺があいつらの立場なら、ニーズヘッグが出てきた時点でパニクるけど」
「そりゃムウならそうだけど……」

 そう告げ、他のメンバーに視線を向けると思い切り逸らされる。
 ……実際の性能はともかく、小型機なんだし外見はそんなに言われる程のものじゃないと思うんだけどな。

「それはアクセルがニーズヘッグに慣れてるだけよ」

 レモンが俺の心を読んだかのようにそう告げ、結局威嚇の役割は特機組が行う事になるのだった。
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