暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
マブラヴ
1091話
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星を攻めるのが一番手っ取り早い。
 まぁ、そんな真似をすれば地球の方から色々と何か言われそうな気もするが。
 でもアメリカには大きな……それこそ、巨大過ぎて返せない程の貸しがあるのを考えると、意外といけるか?

「まぁ、冗談はともかくとしてだ。奴等が何を考えているのかなんて、多分考えても無駄だろうな」
「どういう意味?」

 聞き返す美砂に、コーネリアは小さく肩を竦めてから説明を続ける。

「ここまで追い詰められてしまった奴等だ。恐らく今回の宇宙船強奪に関しては、特に何か先の事を考えての行為ではなかったのだろう。このままでは自分達も捕まる。なら、その前に……と」
「幾らなんでも……相手は恭順派だけじゃなくて、G弾信者やオルタネイティヴ5派もいるんでしょ? で、アラスカの件には参加しなくてもいいくらいの地位を持っている相手。つまり、それなり以上に地位のあった人達なんでしょ? そこまで考えなしの行動を取る?」
「寧ろ、そんな奴等だからこそ、じゃない?」

 コーネリアの代わりにと、レモンが告げる。
 その意見には俺も賛成だ。

「だな。普段上から人に命令する事に慣れていて、自分達の思う通りに世の中を動かしてきた奴等だったら、その可能性は十分にある。もっとも、去年からは俺達が介入してきて、とてもじゃないが思い通りに進まなくなった。で、どうにかしようと色々焦って……ってな」

 実際、向こうにしてみれば俺達の存在は完全にイレギュラーであり、とても認められるものではなかっただろう。
 特に……

「戦術機関連の会社にしてみれば、俺達は目の上の瘤以外のなにものでもなかっただろうしな」

 あの宇宙船を乗っ取ったメンバーの中に戦術機関連の会社の者達……それも上層部の連中がかなりいるというのは、既にビルからの情報提供で判明している。
 まぁ、マクダエル・ドグラムやそれを吸収したボーニングがオルタネイティヴ5派に協力していたのは、明らかだったし。
 恭順派がどこからあれだけ大量のF-15Eを調達しているのかと不思議に思っていたが……まさか開発した会社から直接受け取っているとは思いも寄らなかった。
 確かに最新鋭機のF-15Eをあれだけ配備している筈だ。
 ビルからの連絡によれば、本来ならあれだけのF-15Eが配備されているのを見て、俺や恭順派の本拠地に攻め込んだアメリカの特殊部隊が恭順派の後ろにいるのがアメリカ……に見せ掛けたソ連だっていう風にしたかったんだろうって話だったが……
 裏の裏って感じで結局は表だった訳だ。

「なるほど。ガン・ルゥとリニアガン・タンクですね」

 俺の言葉に納得したとオウカが呟く。
 まさか、あの2機種がマブラヴ世界でここまで爆発的にヒットするとは思ってもみなかった。
 いや、リ
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