第3章 リーザス陥落
第48話 ヘルマンvsカスタム 最終戦開幕
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大笑いをしながら合言葉を言うランス。天運スキル、ここに有りである。
「通るがよいよいよいよい………」
その言葉が響き、何かが弾ける様な音がした。そして 眼前の圧迫感が光を放ちながら消え去る。
「やりましたね、ランス様!」
シィルが、ランスの前に来て喜びの声をあげていると……。
「とぅっ!」
突然、ランス・キックが炸裂。
「きゃぁっ!?」
シィルは、突き飛ばされた形になり、確かに進めなかった場所よりも 奥へと転がっていった。間違いなくあの寒天の壁は消失した証明であった。
「うむうむ。確かに、厄介な壁は消えたぞ! がはははは! 流石オレ様」
「うぅぅぅ……、私で試さないで欲しいです」
「がははは、人柱は奴隷の大事な仕事だろうが。ま、下僕のユーリがいたら、アイツに任せるんだがな。っと、そうだ。ここなら一目にもつかんし。フェリーース!」
ランスは、大声でフェリスの名を呼ぶと、闇の中から フェリスが現れた。
「……呼んだ?」
フェリスはげんなりとしながら出てくる。 もう、ランスにもタメ口OKが出たので、敬語は使っていない。たまにランスが命令で、色々といい方を変える場面はあるのだが、それは大概が夜の行為の時だけであり、ランスは喋り方に関しては基本問題視していないのだ。
「ここからは、常に呼んでおくから」、いちいち消えずにずっといろ」
「………はいはい。なんで私が、人間なんかの戦争に………。ぁぁ もう1人の方が呼んでくれてたら……でも、あんまし変わらないか……」
フェリスは、更にげんなり、どんより としていた。そして、ランスは勿論、『ユーリが呼んでたら』と言う事に、いい気はしない。
「ええい! やかましい!! オレ様が呼んだ以上、オレ様の役に立っていればいいのだ! あんなガキの命令など、訊く必要なーい!」
「まぁ……、ランスが先に呼んだから……。そうだけど。はぁぁぁ……って、きゃあああっ! や、ちょっ、放してっ!!」
ランスは、フェリスに飛びつき、胸やら尻やらを弄りまわしていた。少し、抵抗をするフェリス。因みに、ランスが『抵抗するな!』と言えば、全く出来ないのだが、『少しの抵抗、囁かながら、必死の抵抗は、そそる!』と言う理由から、ランスには許されているのだ。
「がはははは! テンション上がってきた! さぁて、所でサファイアってのは、男なのか? 女なのか?」
ランスの考えは、大体そこにいる全員、シィルもフェリス判っていて、軽くため息を吐いたり、悲しそうな顔をしたり、である。どっちが、どの様な反応をしたのかは、一目瞭然だろう。
そして、戦闘の準備とお仕置きの準備が終了したランス。意気揚々と灯台上層部へと登っていったの
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