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アイドレスト!
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のってトーキ国だけ?」
「7分!?長っ!」
「水の硬度の違いかなぁ……?」
 そんな他愛の無い話をしていると、
(!?)
 金剛はふと殺気を感じた。
「どうしたの?」
 舞菜は呑気に尋ねてくるが、メイチアも何か察しているようだ。
「気をつけろ」
 金剛がそう言うとほぼ同時に、
 何かが風を切る音がして、
 ボッドガアアァァアァァアアアン!!
「宇宙船が!」
「爆発した!」
(一体誰が……)
「緊急脱出用のパラシュートがあった筈!」
 メイチアの案内で緊急脱出用の器具が置いてある場所に行ったが……
「パラシュートが2つしか無い!」
 舞菜が叫んだ通り、パラシュートが2つと謎の手紙があるだけだった。
 金剛は手紙を手に取る。
 そこには、たった1行の言葉が書いてあった。
『峰山堂は舞菜ちゃんにすら相応しくない』
「っ……!?」
 金剛は目を見開いた。
「な、何が書いてあ……」
「くそっ!」
 金剛はその手紙をビリビリに引き裂いた。
「…………った、の?」
 舞菜の問いに答えずに、金剛は呼吸を整えた。
 金剛が宇宙英雄の候補に選ばれたことを快く思わない人が、パラシュートを1つ持ちだしたのだ。
「舞菜ちゃんと峰山堂君はパラシュート使って!」
 メイチアの鋭い声が飛ぶ。
「そっかぁ!呼び捨ては戦闘機になれるから!」
「戦闘機だからって大気圏突入すれば無事じゃすまない!」
 金剛も叫び返す。
「でも、誰かはパラシュート無しで降りなきゃいけないの!」
「おい!」
 金剛の静止も聞かず、メイチアは宇宙船を飛び出すと、戦闘機に変形してォム星に飛んでいった。
「くそっ!」
 最大の原因は主犯とはいえ、自分の非力さ故に人を傷つけることになってしまったことが金剛は悔しかった。
「私達も早くここから出ないと!」
「……そうだな」
 金剛は滾る気持ちを抑えながら、パラシュートで脱出した。


 ォム星に着いた金剛と舞菜だが、そこで見えたのは、爆発する怪物の群れと、その最中を飛び回るメイチアだった。
「な、何が起こって……」
「「「……「「「オロロロロロロロロロオオン!」」」……」」」
「アイドレスゾンビか!」
 金剛は叫んだ。
「アイドレスゾンビ?」
「……やつらは俺らに襲いかかってくるだろう。クソッ!こんな数、誰かの差し金か!」
「え、なんで?」
「いいから戦うぞ!」
「え!?え!?」
 金剛は舞菜を無視して、アイドレスゾンビの群れに突っ込んでいった。
「えええい!よく分かんないけどーセイバーチェンジ!」
 金剛と舞菜も戦いに加勢した。
「オロロウ」
「オロアアア」
「オロオオオオ」
 舞菜とメイチアは、雑草を引き抜くように次々と敵を粉砕していく。
 しかし
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