暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico33明かされる真実〜State of Emergency〜
[10/15]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
の姿を視認するより早く神秘カートリッジを計4発ロード。
――
女神の陽光
(
コード・ソール
)
――
放電を続ける爆煙の中から俺に向かって飛び上がって来たシュヴァリエルへ上級炎熱系砲撃を発射。直撃し、奴は地面に叩きつけられるように砲撃に押し潰され大爆発に呑まれた。だが、「神器王! お前は、デカイ失敗を犯した!」奴は顔を煤汚しながらも爆炎の中から悠々と歩き出て来て、その健在さを俺に見せつけた。
「居たんだよ。拠地から逃げ出した神器の中に。人化できる奴が!」
突っ込んで来たシュヴァリエルが振るう“メナス”の斬撃を躱しつつ、こちらも“エヴェストルム”を振るって斬撃を浴びせ続ける。奴の纏う衣服という名の魔力装甲を少しずつ削り続けていく。
「じんか?・・・っ、人化だと!? 馬鹿な! それほどの神器、俺が気付かないわけが・・・!」
「ブリード・スミス。お前ら管理局が確保したな。ソレだよ。人化できる神器は。だからら俺は、ソレから情報が漏れると思っていた。だがどうだ。お前の手に渡っていながら、お前はブリード・スミスから情報を得なかった。得ていれば、今のこの状況も起きなかったかもな」
“ブリード・スミス”は確かに俺の手に渡った。そして、その神秘の魔力を吸収した。そのおかげで全力フェンリルの召喚も出来たんだ。あの一件の後、そのまま機動一課に渡したんだが。人化する気配はなかった。いや、人化できるだけの魔力を吸収したのがまずかったのか?
(くそっ。しかしクラナガンの悪夢から1ヵ月。ブリード・スミスも人化できるだけの魔力は回復しているはず。ならフィレス二尉に連絡して、今すぐに様子を見に行ってもらえば・・・)
「今、局員にブリード・スミスとコンタクトを取らせよう、とか思っただろ」
シュヴァリエルが図星を突いてきた。とは言え、素直に認めたくない思いもあって「いいや。俺が直々に会いに行く」と答えた。すると奴はニヤリと不敵な笑みを浮かべ、「残念。そんな日は来ない」と言い放った。
「それはつまり、俺をこの場で殺す、という宣告か?」
「いんや。機動一課って言ったか。今、そいつらのアジトに俺の部隊が急襲を掛けているんだよ。お前らの手に渡った神器を回収するために、な」
「っ! 貴っ様ぁぁぁぁぁーーーーーッ!」
――
女神の宝閃
(
コード・ゲルセミ
)
――
“エヴェストルム”の先端をシュヴァリエルの顔面へと突きつけ、上級閃光系砲撃をゼロ距離発射。着弾時の魔力爆発でシュヴァリエルから遠ざけさせられる。
――
剱乱舞刀
(
ケンランブトウ
)
――
「奪われた神器は俺の部下が取り返し、予てからの標的だったケリオンを俺が連れ戻す!」
30近い真空の刃の乱れ撃ちと共にそんな声が俺の耳に届いた。全ての刃を避け、「ケリオン・
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ