暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico33明かされる真実〜State of Emergency〜
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リエルが振るった互いの刃が衝突する。以前の“エヴェストルム”なら瞬時に砕かれていただろうが、今回は奴の“メナス”の刃を受け止め、さらに捌くことが出来た。奴はそれで冷静さを取り戻し、4mほどまで一足飛びで後退した。

「なんだ、この魔力は・・・!?」

「ようやく俺を見たか、シュヴァリエル! さぁ、俺と遊ぼうか!」

「遊ぼうか、だと? 一体どんな手品を使ってそこまで回復したのか、俺のメナスの一撃を捌けるオモチャを手に入れることが出来たのか、色々と気になることはあるが・・・。良いぜ。遊ぼうぜぇぇぇぇぇーーーーッ!」

――崩山裂砕――

――力神の化身(コード・マグニ)&集い纏え(コード)汝の雷撃槍(フルグルゼルエル)――

シュヴァリエルと斬り合いながらはやて達から距離を取る。すずかの結界は直径2km近い。端に寄れば・・・いや結界を抜け、外で創世結界を展開すれば好きなように暴れられる。

「そういやぁ、なぁ、神器王。なぜリンドヴルムの本拠地に襲撃を掛けなかったんだ? あれから1ヵ月以上が経過しているぞ」

「・・・なに?」

何を言われたのか本気で解らなかった。リンドヴルム本拠地への襲撃。したいさ。だが、どこに在るのかが未だに判っていないのが現状だ。だからどうしてそんな話題を振ってくるのかが理解できない。

「??・・・あぁ、そういうことか。・・・ふふ、ふは、ふはは、ふはははは! 本拠地から逃げ出した神器たちの願いも、努力も、全てが無駄になっていたわけだ! 傑作じゃないか! あはははは! こいつは笑える! こんなに良い気分になったのは久しぶりだ!」

「何が可笑しい!?」

――舞い振るは(コード)汝の獄火(サラヒエル)――

――轟風暴波――

100本の炎槍を一斉射出。シュヴァリエルは風速200m強の暴風を槍群に叩きつけることで迎撃した。そして俺たちはまた剣戟を繰り広げる。

「先のクラナガンでの一件でお前たちが回収した神器から本拠地の場所が漏れると思っていたんだよ!」

「ぅぐ・・・!」

重い横薙ぎの一撃を受け止めることは出来たが、踏ん張り切れずに吹き飛ばされてしまう。宙を滑空する俺に向かって一足飛びで突撃して来たシュヴァリエルの刺突攻撃を、「っく・・・!」体を捻ることでギリギリ回避。
そのまますれ違いざまに「おらぁぁぁぁっ!」奴の首に目がけて“エヴェストルム”を振るう。しかし奴はその一撃を歯で噛むことで受け止めた。しかもバキンと、魔力刃を噛み砕いたのだ。目を疑ったよ。

「お返しだ、神器王!」

その言葉に俺はすぐさま上昇。そして奴の周囲に「コード・パシエル、ジャッジメント!」40の雷槍を展開して、全包囲攻撃を行った。放電爆発に呑み込まれるシュヴァリエル。奴
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