暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico33明かされる真実〜State of Emergency〜
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介な何かが来る前兆ですね・・・!」
ベッキーと同じ意見だ。何かまずいのが来る。直感じゃなくて本能が警告してきた。みんな揃って警戒している中、ゴツ、ゴツ、ってブーツを鳴らす音がフェードインしてきた。なのはが「みんな、あっち!」そう指を差した方に、結界を張った直後には居なかった人影があった。
「あの人も・・・リンドヴルム・・・!?」
「おそらく・・・!」
「はやてはあたしの後ろに下がって!」
深紫色のローブを纏った、たぶん男の人。顔はフードに隠れて見えないし、俯き加減のうえ猫背だから余計に見えない。中でも目を引くのは、薄汚れてはいるけど綺麗な装飾が施された分厚い書物。たぶんアレが神器だ。神器特有の妙な感じがする。ローブ兵は体を左右に揺らすようにフラフラと歩いていて、その行く先には氷漬けにされたシュヴァリエルが居る。
「ルシル君たちに連絡を!」
「リイン! ルシル君とシャルちゃん、それにルミナ達に応援の連絡を!」
『はいですっ!』
「ルミナ達は私が連絡するよ!」
リインはシャル達に、そして私はルミナ達に通信を繋げて、シュヴァリエルが襲撃してきたことを知らせることに。
『はーい。ルミナです〜。イリスとルシルが未だに見つからず〜、暇しています〜』
こっちはすごく大変な状況だからかルミナのそんなどうでもいい報告にちょっとイラッと来たのは秘密。とにかく『ルミナ! シュヴァリエルの襲撃を受けた! 場所は、カスターニエ広場!』簡潔に現状を知らせていたら・・・
――リションシャルへヴェット――
ローブ兵とシュヴァリエルの周囲6ヵ所から火柱が6連続立ち上って、2人の姿を覆い隠した。そして、私たちはその火柱が発生した際の爆風によって「きゃああああああ!」大きく吹き飛ばされてしまったけれど、なんとか空中で体勢を立て直して着地。
「(通信が切れた・・・。でも、ちゃんと場所は伝えたし、すぐに来てくれるはず!)なのは、すずか、はやて、ベッキー、大丈夫!?」
「なんとか!」
「私もジョン君も大丈夫!」
「あたしも問題ねぇ!」
「わたしもリインもや!」
『平気です!』
「私も問題ありません・・・が、かなりの大火力の神器のようです。直撃の代償は炭化でしょう」
「だけど、私とベッキーちゃんの精霊の結界を撃ち抜いたように見えたけど・・・、なんともない・・・?」
私は見ていなかったけど、ローブ兵の神器による火柱はすずかとベッキーの結界を撃ち抜いたらしい。それだけであの書物のレベルがこれまで相手にしてきた神器とは別格ということが判る。シュヴァリエルに続いてそんな相手が現れるなんて、運が悪いにも程がある。
「火柱が消える・・・!」
今度は同時に消失した6つの
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