暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico33明かされる真実〜State of Emergency〜
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と同時、なのはのバインドでシュヴァリエルが拘束された。なのはも、リインとユニゾンしたはやても、ベッキーも、すずかもみんな変身し終えていて、揃って左手首に“ドラウプニル”をはめている。
「リイン!」
『はいですっ!』
――封縛――
「スノーホワイト!」
――アイシクルスタチュー――
はやてとリインのバインド魔法、すずかの対象を氷柱に閉じ込める拘束魔法がシュヴァリエルを閉じ込めた。そこにまた「リョート、お願いします!」ベッキーが神楽鈴型のデバイス、“ドゥーフヴィーゾヴ”をシャラン♪と鳴らして、50cmくらいのクリオネみたいな姿をした氷の精霊を召喚。
――アーイスビェルク――
クリオネ型精霊のリョートが起こす吹雪によって、シュヴァリエルが閉じ込められている氷柱が氷山に閉じ込められた。これで一時の時間稼ぎくらいは出来るはず。今の内にお客さん達を避難させないと。
「って、うん・・・?」
突然の魔法戦で他のお客さんは大騒ぎになるかと思ったけど、思っていたより騒ぎは起こってなかった。全く騒がない人が多数派、当然のように騒ぐ人が少数派、その2つにハッキリと分かれていた。
「教会騎士団です! 避難誘導を行います! 落ち着いて下さい!」
広場の至るところからそんな掛け声が聞こえてきて、騎士甲冑に変身している複数の人たちが声を出しているのが見て判った。あと、お客さんの中にも避難誘導を手伝う人が居るみたい。
「避難誘導は我々教会騎士団と、オルフェン住民が行います! あと、結界魔法も使用して頂けると助かります!」
私たちに近かった女性騎士が私たちに振り向いた。騒ぐ、騒がない人の区別はどうやらザンクト=オルフェンの住民かそうじゃないか、みたい。それはともかく、女性騎士にそう言われた私たちは頷き返して、「すずかちゃん、結界よろしく!」すずかが結界を張ることにした。
「はいっ!」
――封時結界――
すずかが結界を張ると、周囲から人が居なくなった。さらに「ヴァダー!」ベッキーが“ドゥーフヴィーゾヴ”をシャラン♪と鳴らして、氷の精霊リョートと入れ替えるように1mほどのクジラの姿をした水の精霊ヴァダーを召喚した。
「結界を重ね掛けします! コーカンヴァダー!」
結界の表面全体を覆う水の膜。シャルロッテさんの話だと精霊っていう神秘は、神属ヒエラルキーの3番目に位置するんだって。ちなみに1番は神様、2番は天使、4番は妖精、とのこと。そしてエグリゴリは、3番と4番の間。名前はまだ聞いてないけど、エグリゴリの最強機は天使クラスの神秘だって話だ。と、そんな時、「っ!!?」ゾワッと悪寒が走った。それは私だけじゃないみたいで、なのは達もキョロキョロ周囲を見回している。
「これは・・・かなり厄
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