マブラヴ
1090話
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ロートでも派遣すればそれで済むけど?」
「いやいや。折角作った宇宙船なんだから、出来れば無傷で取り戻したいだろ。それに破壊するって意味なら、それこそ奴等の大好きなG弾やら核爆弾やらを使えばすぐなんだし」
「……ムウにしては過激な事を言うな」
何だかんだと大胆な事を言うイメージの多いムウだが、その実は結構な慎重派だったりもする。
普段ムウと接していればそんな風には思えないんだけどな。
ただ、こう見えてもムウはSEED世界で士官教育を受け、エンデュミオンの鷹の異名を持っていた程の男だ。
純粋な軍人としてのキャリアで考えれば、シャドウミラーの中でもトップクラスの1人だろう。
「俺だからっていうか、最悪の事態を考えただけだよ。それに、そもそもうちには核やG弾よりも凶悪な兵器が幾つもあるだろ? アクセルの乗ってるニーズヘッグとか、ニヴルヘイムとかに積み込まれている兵器の威力を考えてみろよ」
当然だろうというムウの言葉に、その場にいた皆が同意するように頷く。……いやまぁ、俺としてもそう言われれば否とは言えないけどな。
「とにかく、ビルからの依頼は宇宙船を取り戻す事、というのも入ってると思ってもいいのか?」
脱線しかけた話を元に戻して尋ねると、コーネリアが頷く。
「そうだ。アメリカにしても多くの資源や資金を投じて作った宇宙船だ。反逆者共にみすみす奪われるような真似はしたくないのだろう。報酬の件に関しては、エザリアがたっぷりと毟り取ってくれる予定だ」
「……一応お手柔らかにな、と言っておくか」
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