マブラヴ
1090話
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ォールドシステム使えばすぐにでも向かえるんだぞ? そこに宇宙船で何年、何十年も掛けて逃げるのか?
更に完成した宇宙船は所詮一隻でしかないし、物資の類に関しても十分に積み込まれてはいないだろう。
長期間宇宙を移動するのであれば、宇宙船が故障した時に備えて技術者の類も必要になる。
どこをどう考えても、宇宙を漂流して全滅ENDしか思いつかないんだが……何だってこんな真似をしたんだ?
それとも、バーナード星系じゃない別の逃げ込み先がある、とか?
いや、そもそもバーナード星系がこのマブラヴ世界の技術だと一番近くにある移住可能な惑星だ。
しかも、実際に移住可能だというのは俺達シャドウミラーが調査したから判明した事であって、それまでは移住可能『かもしれない』惑星という扱いだった。
「何を考えているのか分からないな」
『とにかくビル大統領から助力の申し出が来ているから、ホワイトスターの方に戻ってきてくれる?』
「……恭順派の本拠地の時とは違って、随分と早いな。あの時は俺達が協力要請をしても最初は断られたし、結局俺の参加は却下されたのに」
それでも結局はキョウスケとして参加したんだが。
『その辺はやっぱりオルタネイティヴ5派やG弾信者といった人達がいなくなったからでしょうね。そのおかげでスムーズに話を進める事が出来るようになったんでしょう』
「だといいが。……ちなみに今回の要請は戦場が宇宙になるからか?」
『ええ。このマブラヴ世界でも宇宙での活動はそれなりに活発だけど、それはあくまでもBETAの飛行ユニットに対してミサイルを撃ち込むってくらいの能力しかないわ。宇宙船を撃墜するのならともかく、捕獲して犯人を生きたまま捕らえるとなれば、やっぱり宇宙で自由に動ける兵器を持った私達のような戦力が必要なんでしょうね』
「だろうな」
それに関しては理解出来る。
正直、この世界の宇宙開発技術に関して言えば、ギアス世界は勿論ネギま世界すらも陵駕している。
けどそれはあくまでもその2つの世界よりは上ってだけであり、宇宙にコロニーを作っているSEED世界、宇宙移民すらも大々的に行われているマクロス世界、そして元々はOGs世界で宇宙に対する技術はあったが、今は他の世界の技術を取り入れて更に技術力を増しているシャドウミラーと比べると著しく劣る。
そもそも、宇宙で使えるPTやVF、MSのような存在がない時点で致命的だ。
「分かった。取りあえずホワイトスターに戻ればいいんだな? すぐに戻るから、コーネリアにいつでも実働班が出撃できるように用意させておいてくれ。ビルからの要請は引き受ける。報酬とかの交渉に関してはエザリアに一任するから、早速始めてくれ」
『ええ、任せておいて』
素早く頷くと通信を切るエザリア。
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