番外編 召還されし術者と鬼神
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若菜から受け取ったリングを手に入れたさくらと直哉だったが、それから数日経ったある日、さくらに異変がおき始めていた。
「うーんまたあの夢だわ」
「こら前鬼またつまみ食いしたわね」
「へ、別にいいだろうが、馬鹿千明」
「何ですって」
最近さくらは、同じ夢を見ることが多くなった。
その夢とは、一人の術者の少女と、一人の鬼神が人の欲望を、糧とし成長する実を払うと言う夢のはずだった。
だが今夜の夢はいつもの通りには、ならなかった。
「千明俺様の封印を解けーー」
「うんわかった、我解くる鬼神の呪縛、秘呪の刃に、封呪を絶つ、破呪ヴァジュラオンアーク現臨せよ!!汝・・・・・」
「鬼神・・・・・ここに現臨」
「出たな鬼神今日こそお前たちを、この世界から消滅させてやる」
「けっ貴様に俺様が負けるかよ?」
「ふっそれはどうかな?食らうがいい」球体風滅強制転移」
「うおおおおお」
「きゃああああ」
実の怪物の特別な術により術者の少女と鬼神の姿が消えたときさくらは、夢から覚めた。
「一体今の夢は何?いつもと違うけど」
そしてさくらがふと、手にしてるリングを見ると、光を放っていた。
「・・・前鬼召還」
さくらが、頭に浮かんだ言葉を言うと、先ほどまでさくらの夢に出ていた童子姿の鬼が寝ていた。
そして直哉のベッドの方には、術者の少女が直哉を抱いて寝ていた。
それを見たさくらは、これは夢だと思い再び眠りについた。
そして翌日・・・
帝劇内で、見慣れない少女と変わった格好の子供がいると、評判になり、公演以外の時の収入がアップしたそうな。
「千明ちゃん少しいいかな?」
「はーいさくらさん」
「私に、ついて来て」
そして、さくらは、千明共に、支配人室に、入った。
「おうおめえさんがさくらと直哉は保護した人物だな?」
「はい、私役千明16才です」
「お前さん声がさくらに、似てるな?」
「「え、そうですか」」
さくらと千明は、同時に声を出した。
「そう言えば、あの子供もよばねえとな」
米田がそう言うと、千明が前鬼を召還した。
「前鬼召還」
千明の持つリングが光を放つとそこから前鬼が出てきた。
「うお!!こいつが、お嬢さんの式神と言う奴か」
米田が驚いてると、直哉が支配人室に入って来た。
「あー前鬼こんなとこにいたーー急にいなくなるから心配したじゃん」
「おーワリイな直哉この馬鹿女に、呼ばれたからな」
「また前鬼私の事を、バカ女といってー」
その時、前鬼が、千明に耳打ちをした。
「
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