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ソードアート・オンライン 〜黒の剣士と神速の剣士〜
SAO:アインクラッド
第16話 激怒
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「ちょろいなー、黒の剣……え?」

だが、ジョニー・ブラックは最後まで言い終わることは出来なかった。
その前にカゲヤが一瞬でジョニーに近づき蹴り飛ばしたからだ。
ジョニーは壁まで飛ばされ壁に強打し崩れ落ちるように倒れる。
カゲヤの中で押さえ込まれていた殺気がまた溢れ出してくる。

「消え失せろ……」

カゲヤはジョニーの目の前まで行くと剣を後ろに引き絞り高速の突きを放った。
しかし、カゲヤの剣がジョニーを貫くことはなかった。
剣がジョニーを貫く前にPoHがカゲヤとジョニーの間に入り込み包丁のような剣でカゲヤの突きを止めたのだ。
カゲヤの後方では麻痺から回復したキリトがザザと対峙していた。

「Hey、少し落ち着いたらどうだ?boy」

剣を受け止めながらPoHはカゲヤに言う。

「しゃべんな。耳障りだ」

カゲヤは剣を引くとすぐにPoHに剣撃のラッシュを放ち横に斬り飛ばす。
だがPoHは空中で体勢を立て直し綺麗に着地する。

「ha、こんなもんかよ神速の剣士の実力は。大したことねぇな」

PoHはカゲヤを煽るように言う。

「こんなもんならさっきのgirlみたいにサクサクっと殺れるなぁ」

PoHは笑いながら言う。
馬鹿にするように嗤う。
しかし、今のカゲヤには挑発を受け流すほどの余裕や冷静さはなく逆に抑えていた怒りが爆発した。

「消え失せろおぉ!!ゴミクズがぁぁあ!!」

カゲヤは叫びながらもの凄い勢いでPoHに近づき剣撃を繰り出す。
しかしPoHは少し後退しながらカゲヤの剣を弾いたり、受け流したりと躱していく。
本来なら神速スキルの2倍速を使えばすぐに終わるが今のカゲヤには冷静さ皆無で神速スキルのことすら忘れていた。
それでもカゲヤのスピードは速くPoHのHPを徐々に減らしていく。

「こんなもんか……な!?」

PoHが言いかけた途端、目の前からカゲヤの姿が消えPoHの背後に現れる。
PoHの体には無数の傷が刻まれ、HPが3割減りPoHのHPが残り半分になった。

「What!?どういうことだ…」

PoHが動くよりも速くカゲヤが動き、回し蹴りでPoHの背中を足の裏で思い切り蹴り飛ばす。
PoHはほんの少し山なりに真っ直ぐ飛んでいく。
カゲヤはPoHが地面に落ちる前に正面に回り込み、体術スキル《弦月》でPoHの顔面を蹴り上げ空中で停止させる。
そして剣を引き左下から右上に振り上げ、剣の柄の先で腹を殴り上へ飛ばす。
その直後にカゲヤは全力でダッシュし壁を駆け上る。
PoHが落下しようとする直前にカゲヤは壁を蹴りPoHの方へ跳ぶ。
PoHに接近するとカゲヤは右下からの切り上げ、左からの水平斬り、そして右上からの斬り下ろしと次々とPoHを斬りつけていく
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