ラクサスvs.アレクセイ
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ラハールさんは静かにその様子を見守っています。
「なんでこんな・・・」
「ラクサスくんが反撃もできないなんて〜」
さっきまで眠っていた俺を心配して駆け付けてくれたシャルルとセシリーがそう言う。
「あのラクサスさんがこんなことに・・・」
「ラクサスもマカロフに似て勝負弱いところがあるのかね」
心配してそう言う俺と辛口コメントのポーリュシカさん。俺はじっと魔水晶ビジョンを見つめていると、ある違和感を覚える。
「ん?」
「どうしたの〜?シリル」
「いや・・・」
俺がよくわからない違和感を覚え、目を使って魔水晶ビジョンを見る。そしてその違和感の正体に気づいた。
「これって・・・」
俺はより正確に情報を得たいと思い、医務室のベッドから立ち上がる。
「ちょっとシリル!?」
「どうしたの〜? 」
「急に動くんじゃないよ!!傷口が開くじゃないか!!」
突然立ち上がった俺にシャルルたちは驚きそう言う。だが俺はそんなことなど気にして入られない。
「ポーリュシカさん、俺、闘技場に戻ります!!」
「何言ってんだい!!まだ完全には体力も戻ってないのに・・・」
「もう大丈夫です!!お世話になりました!!」
ポーリュシカさんは俺を止めようするが俺はおじきをして足早に医務室を飛び出す。
今戦っているラクサスさんとアレクセイ・・・俺の目が正しければ・・・
第三者side
「幻?」
シリルがウェンディたちの待機場所に向かっている最中、剣咬の虎の三大竜の1人、スティングがそう言う。
「あぁ。なんでこんなことをしているかはよくわからねぇが、今戦っているラクサスとアレクセイは本物じゃねぇ」
そう言ったのはスティングと同じ三大竜の1人、グラシアン。実は先程シリルが推測したのはこの幻のことだったのだ。
「なんでそんなことがわかんだよ」
グラシアンが幻を見破ったことにオルガが問いかける。
「おいおい・・・俺は“幻”の滅竜魔導士だぜ?こと幻については耐性もあるし見破ることもできる」
「ほう・・・」
グラシアンの説明にオルガが納得したような態度を取る。
「ならなぜアレクセイとやらはあの幻を作り出しているんだ?」
「それに幻の中で何をやっているのかも気になるのぅ」
ローグとミネルバが続けざまに質問を投げ掛ける。
「さぁ?理由はもちろんわからねぇ・・・おまけにあの幻、かなり高レベルの魔法みたいで2人が何やってるかはよくわからねぇなぁ・・・」
グラシアンは2人の質問に首を振りながら答え
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