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千剣士と竜使い
六話、リュウのクエスト、鎖使いの殺人鬼!
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に付けた盾を振るいながら振り向く

降り下ろされたナイフが盾とぶつかり、火花を散らす

相手を見るとそれは黒いコートを羽織り黒いチューリップハットをかぶった人間……

一瞬プレイヤーかと思ったがカーソルがオレンジで名前が≪Blood Tieder≫

直訳、"血の縛り魔"……

鎖ないじゃん!!

離れながら盾を短槍に変えて構える

「鎖で戦えよ!縛り魔の癖に!」

その言葉を無視する縛り魔……

ゆっくりと持っている赤いナイフを捻るように胸の前に持っていこうとしたのを見てすぐ短槍を地面に指し、飛び上がる。そして、短槍の石突きを足場にして、更に跳躍

それと同時にと黒いコートが黒い流星のように突進してきた

短剣用ソードスキル、≪サ―キュラ―≫……

捻るような構えが独特で技を見きりやすく見えるがモーションをとってから技が出るまでの間が短く避けにくいのが特徴……

短剣も使えてよかった……

この技はクリティカル率が高いのも特徴だが、これは使うと背後に隙ができやすい……

筈だった

「……んなっ!?」

縛り魔は硬直せずに振り向きながら左手を伸ばすと同時に、何かが頬をかする……

着地と同時に縛り魔を見ると、左手から赤い分銅が付いた鎖を垂らしていた……

「成る程……本命は鎖と言うことか……」

今の動きで解った……

こいつは短剣のソードスキルで近付いて避けたところを見計らい、鎖のソードスキルを使って攻撃や束縛して相手を殺す……

ソードスキルにソードスキルを繋げることはできないが、ソードスキルに別のスキルを繋げることはできる……

確かに合理的だな

だがその戦いかたは……

「あまりお勧めしないな、特に……」

言いながら投げナイフを上に投げながら走り出す

相手も短剣用ソードスキル、≪サ―キュラ―≫で近付く

其を俺は装備した盾で防ぐ

そして受け流しながら右手で掌底を打ち込む……

俺には体術スキルはない……

だが……

「……こういう接近戦ならな!!」ドゴン!

先程上に投げて、落ちて来た投げナイフを打ち出すことはできる!

打ち出した投げナイフは相手の首に当たりそして、1割近減った

首が弱点だ!!

そうとわかり近くに指してあった短槍を掴み、投げるように構える

それと同時に短槍にライトエフェクトが出る

色は、青……

「≪ジャベリン≫!!」

叫びながら投げる

槍スキルと投剣スキルの二つを持つと持つことができるエクストラスキル≪投槍≫……そのソードスキルだ……

投げられた槍が首を貫きそして、≪Blood Tieder≫はポリゴンになり四散した……

〜リュウ視点
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