6部分:第六章
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声がしました。
「アヒルがいるな」
その声と共にクワちゃんのところにその声が近付いてきました。すると馬に乗った男の子がクワちゃんの側にやって来たのでした。
「クワちゃんじゃないか」
「あれっ、若旦那さん」
クワちゃんもその男の子に気付きました。
「牧場に来ていたんですか」
「何でクワちゃんがここにいるんだろう」
男の子にはクワちゃんの言葉がわかりません。それで一人首を傾げています。
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