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ハイスクールD×D 黒龍伝説 8
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いようだ。私は黙って話を待つことにする。

「ことの始まりはリアスとアルジェントさんがとある魔法を使うために匙に協力を求めたところからになります。その魔法は魔法陣を自分で描かなければならないタイプだったのでそれで匙に協力を求めたそうです」

そういえば元士郎先輩って魔法陣に関しての造詣が深いんだよね。それで一財産を築けるぐらいに。

「ですが、リアスの不注意で魔法が誤作動。リアスとアルジェントさんを庇って匙が魔法の影響を受けました」

「一体どんな魔法を受けたんですか!?」

それに対してはアザゼル先生が答えてくれた。

「肉体退行。ようするに若返りだ、擬似的だがな。本来なら問題ないんだが、リアスの書き間違えと匙自身の問題でかなりの問題が発生した。リアスの書き間違えで記憶を持ったまま精神まで退行した。それによって黒い龍脈を精密に扱えなくなった上に蓄えた力で器が壊れかけている。何より退行した肉体が話にあった虐待を受けていた頃の所為で少しのダメージが致命傷に近い。長くても半日以内に処理できなければ匙は死ぬ」

「「「「「なっ!?」」」」」

「落ち着けよ。状況はまだ最悪だじゃねぇ。セラフォルーの協力があったから半日の余裕がある。匙のやつが生真面目な性格をしてやがったから事前に調べた資料は揃ってる。あとは薬の材料を取りに行くだけだ。人数もこれだけいる。3班に分かれて動くぞ。1班は薬の材料の調達、2班は資料を調べて解呪方法を調べる。3班は匙の延命処置だ」

「延命処置ってどうするんですか?」

「簡単だ。匙を抱いてりゃ良い」

元士郎先輩を抱くって、つまり

「はい、今いやらしいこと考えたやつ挙手」

アザゼル先生の茶化すような言葉に反射的に顔をそらした私は内心で後悔した。これじゃあ挙手するのと変わらないと。だが、巴柄先輩と目が合った。周りを見ると他にも私と同じように確認する生徒会のって、あれ?なんでロスヴァイセ先生まで?えっ、いつの間に?違う、あれはただ単に耳年増なだけだと私の直感が訴えてくる。

「イッセー、これがお前と匙の差だぜ。『おっぱいドラゴン』と『蛇龍』の人気の統計も見てみるか?『蛇龍』は10代後半から20代前半の男女共にほぼがっちり掴んでるぞ。おっぱいドラゴンより先に映画化決定したし」

「先生、めちゃくちゃ悔しいっす!!」

「その悔しさをバネに男を磨けよ」

「うっす!!」

「さて、話が逸れたが、ちゃんと説明するとだな、話にあっただろうが妹の命を吸い上げた時と同じ現象が起きている。傍に居る相手から生命力とか魔力を吸い上げている。匙の意識がほとんどない所為でリアスとアーシアは吸われすぎてダウンしている。命に別条はないから安心しろ。それで今はセラフォルーがラインに接続されて部屋の
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