第28話 八神家のお好み焼きパーティー
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内容はご飯後に話した夜美ちゃんのことや。
「そんな子達や無いよ。みんな優しい子達や」
『そうか………いい家族だな』
「お互い様や。そんなの零治君だってそうやろ?」
『ああ、そうだな。…………お互い幸せ者だよな』
「どうしたんや?急に………」
『なのはから聞いた。はやての家族って夜天の書の守護騎士ってプログラムなんだろ?』
「そうやけど…………それが?」
『俺も家族がいなくて、星達が来るまで一人であそこに住んでたからな』
「でも妹もおるし、シャイデ先生もいたやんか」
『妹はともかく、シャイデは俺の保護者になってくれてるが、最初はあんなにフレンドリーな関係じゃなかったんだよ』
「そうなんか!?いつもの様子を見てると信じられへんわ………」
『まぁいつもの様子を見ればな………ともかく!!俺はずっと一人だったんだよ。だからな、俺ははやてには感謝してるんだ』
「何をや?」
『はやてが夜天の書の所有者にならなかったら俺は星達に出会うことはなかったからな。本当にありがとう』
「な、何言ってんねん!!いつもの零治君らしくないで?」
『そうだな、ちょっと感傷に浸っちゃったかな。明日も学校があるし、これくらいにするか』
「そうやな」
『はやて、お互い家族を大事にしような。たとえ血がつながっていなくても』
「そうやな。今度みんなで家に遊びにきてな。歓迎するで!』
『ああ、話しておくよ。それじゃあまた明日』
「明日な」
そう言って私は電話を切った。
「零治君、私と同じやったんやな………」
私と同じ、家族がいない。加奈ちゃんがいるけど、家庭が複雑みたいや。
「初めて、夜天の書の主で感謝されたな………」
闇の書として色々と罪を重ねてきた夜天の書。
その罪滅しでシグナム達は一生懸命頑張っとる。
「リインフォース、良かったな。初めて感謝されたで。私はもっと頑張るからな。だから私達を見守ってな………」
はやては今はいない6人目の家族の事を思い、眠りにつくのだった…………
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