暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンラインーRite and Leftー
0話 希望を手に、そして・・・・
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てる?」

「ぅえ!?・・は?・・・えと・・急になんだ?」

 それからは和軌の家庭事情やバスケの話などした

「あぁ・・えと・・スマン」

「ぷッ!・・何で和人が謝るんだよ?そんな要素あったか?言っとくがどうにもならない事だしもう諦めてるから気にすることは無いんだぞ」

「そうかもしれないけど、なんとなく謝りたい気分だったから」

「プッ!謝りたい気分ってなんだよ?おかしな奴だな」

 和人のおかしな物言いに和軌は思わず笑ったしまった

(そういや笑ったのっていつ以来だろ?長いこと笑っていないのに笑ってしまった)

 和軌は辺りを見回しているとバッグを枕にして寝ている者や携帯ゲーム機で暇つぶしをしている者など様々だ

「ふぁはぁ〜〜」

「寝たら?今日だって部活で疲れてるんだろ?店が開く前に起こしてやるよ」

 寝ぼけ眼になりながら和軌は聞き返してみた

「・・和人は?」

「俺はコーヒーばっかり飲んでたから目が覚めてて眠れるような状態じゃないよ」

 苦笑いしながら和人は言った

「・・わかった、後で起こしてくれ」

「りょーかい」

 その後すぐに和軌は意識を手放し眠った


(それにしても顔立ちが俺とよく似ているな・・女物の服着せたら女子と間違えそうだな)

 和人は眠った和軌の顔を見ながら和軌と同じ事を思っていた

「ふぁ〜・・コーヒーを飲んだのは間違いだったな」

 欠伸した和人は自由に読んでいいとゲーム雑誌を手に取り読み始めた
 雑誌のバックナンバーは先々週までありどれも発売日が近くなったソードアート・オンラインの特集記事が載っていた
 そこには必ずナーヴギア開発者の茅場彰彦(かやば あきひこ)の名前が載っていたり、インタビュー記事もあった
 和人は時間さえあれば何度も読み返したから知っているが暇を潰す為の方法が他に無いため読むことにした

(それにしても何で俺はこいつとこんなに話をしたんだろ?どっかで会ったことあったかな?)

 必至に記憶の中から和軌の顔や名前など探ってみたが全く覚えがなかった

(まぁいいか、列に並んでるって事はSAOを買うんだろうし、初心者なら俺が教えてやるか)

 和人は再び雑誌を読み始めた



 時刻は午前5時30分

 何時も部活がある日は朝練の為この時間に起きるのが和軌の習慣になっている

「ふぁあ〜・・・」

 起き上がった和軌はまだ眠気が取れないまま盛大に欠伸をした

「おはよう、和軌。よく眠れたか?」

「・・・あぁそうか並んでたんだった、おはよう和人」

 いつもは起きても声をかけてくれる人が居らず隣から声がしたことに若干戸惑いながら何でここにいて隣に人が居る
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