暁 〜小説投稿サイト〜
アヒルの旅
1部分:第一章
[2/2]

[9] 最初 [2]次話
。それはそうとクワちゃん」
 あらためてクワちゃんに声をかけてきました。
「今日はまたどうしたんだい?」
「どうしたって?」
「随分早いじゃないか」
 クワちゃんにこのことを尋ねるのでした。
「いつもはお寝坊さんなのに」
「僕、決めたんです」
 クワちゃんはこう鶏のお爺さんに答えました。
「このお家の中を見てみようって」
「へえ、このお家をね」
「このお家ってかなり広いですよね」
 今度はこのことをお爺さんに尋ねました。
「とても。広いですよね」
「そうだね。広いね」
 お爺さんは少し考える顔をしてからクワちゃんに答えました。
「畑もあれば牧場もあるしね。広いよ」
「畑って?」
「畑にはお野菜があるんだよ」
 まずは畑のことをお話するのでした。
「それで牧場には牛さんや豚さん達がいてね」
「牛さんや豚さんってお家の中にいるんじゃないんですか?」
「お昼は違うよ。牧場にいるんだよ」
 このこともクワちゃんに教えてあげるのでした。
「そこにね。いるんだよ」
「そうだったんですか」
「そうだね。まず畑に行けばね」
「はい、畑ですか」
「まあ。緑の葉っぱが一杯生えているからすぐにわかるよ」
 畑がどんな場所なのかも教えてあげるお爺さんでした。

[9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ