第1章:修正の始まり
閑話1「プロローグ〜Another〜」
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の貴様がISを...!」
「そういえば普通のISは男には使えないんだったな。だけど、これは特別製だ。俺の、俺のために作られた、俺専用のISだからな。」
俺のためのISだから、女性にしか反応しないとか関係ないからな。
「利用できると思って、色々と手を施したのが間違いだったな。」
この研究所の奴らは、俺の利用価値を上げるために、知識だけでなく、運動機能も上げさせてくれた。おかげで、自分でも分かるほど強くなれた。
「...まぁ、お前らは俺にそこまでひどい事はしていなかったから、殺すことはしねぇよ。じゃあな。」
そう言って、俺は研究所のシステムを完全にダウンさせ、研究所をある程度破壊していった。
「...ん?...これは...。」
休憩室のような場所で、雑誌とかを見つける。
「...今の世界の状況を知っておくためにも持っておくか。」
雑誌をいくつか持ち、拡張領域に入れておく。...今更だけどこのIS、武器ないんだよな。
「肝心な部分の知識は貰ったからこの程度でいいだろう。」
そう言って、俺は研究所から脱出した。
「...ここらで少し状況を整理しよう。」
研究所から、他の誰かに見られないように飛んで、森の中に着陸する。操作などはISについての知識を覚えさせられてたのでコツさえ掴めば簡単にできる。
「今の時期は俺が事故に遭ってから14年近く経っている。これは研究所で目が覚めた時に研究者が言ってたから確実だな。」
その13年間分を埋めるように知識とかを詰め込まれたのはきつかったが。
「...あの人から貰った知識の通りだと、早めに行動した方がいいな。」
夢の中(?)で出会った彼女から貰った知識は“原作”だけでなく、今の束たちの状況のもあった。
「...織斑秋十...彼を早く助けねば。」
ふと、雑誌に目を通すと、近々第二回モンド・グロッソが開かれる旨が書かれていた。
「確か、この時に“織斑一夏”は誘拐される。」
“原作”の知識と合わせ、照らし合わせる。
「...“主人公”に関わる大きな事件だ。何か起こるかもな。」
今の千冬の所の状況を考えると、織斑秋十が身代わりに誘拐されるかもしれない。
「とにかく、このタイミングで織斑秋十を保護するか。」
そうと決まれば、日時が明日となっているので、急いで大会の場へと向かう。
「....どこだ...?」
夜明けぐらいにモンド・グロッソが開催される場所の近くに来れたのはいいが、この人口の中から一人の人間を探すのは困難だった。
「...ダメだ。少し休憩する
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