第1章:修正の始まり
閑話1「プロローグ〜Another〜」
[5/9]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
ぱりな。」
簡単に解析が終わり、ISコアの所有者に俺が登録される。元々これは俺のために束が作ったものなのだろう。だから俺だと簡単に解析ができたし、俺が所有者に登録されたんだろう。
「...ほとんど完成しているな。」
機体の形や、名前などは決まってないが、それはこれからどうにかしよう。
「...今の内に....。」
ISコアに機体の形や名称を登録していく。研究者達はまだ俺が解析しきったとは思ってないだろう。作業を監視されてるだろうけど、解析してるように見せかけてるから大丈夫だ。...というか、案外ザル警備だ。
「...これで良し...と。」
そう言ってエンターキーを押して、作業を完了する。
「(...これならその気になればいつでもこの研究所を脱出できるな。)」
首の爆弾も、このコアをを使えば簡単に解除できるし、研究所のシステムも掌握できる。
「(...タイミングは、奴らが油断したその時だ。)」
作業が止まったのを見て、解析が終わったと判断して研究者が部屋に入ってくる。
「どうかね?解析の方は。」
「...大体は解析できました。ただ、やはりプロトタイプだったようで、現在のISコアよりも劣ります。」
「...ふむ。どうやら、利用する事は難しそうだな。致し方ない。」
嘘の報告を真に受ける男。...まぁ、俺が従順な態度を取ってるから嘘をついてるとは思っていないのだろう。演技だけど。
「ただ、所有者に自分が登録されていました。」
「ほう、やはり友人となれば、専用の機体が与えられるのか。...とりあえず、このコアは預かっておこう。」
さすがにコアを持たせておくのは危険だと思ったのか、コアを預かろうと迫ってくる。ただ、今まで散々従順に従ってきたからその動きは油断していた。
.....このタイミングか。
「....来い、想起!」
コアを起動させ、機体を展開する。機体の形は俺専用に設定されてないだけで、デフォルトの形があったので、今回はそれを使わせてもらう。...最適化もまだだしな。
「なっ、なに!?」
「ハッキング開始...掌握完了!」
コアを通じてまずは爆弾の機能を停止させる。
「貴様...!..なっ!?爆弾が!?」
「今までただ単に従ってきたと思ったか?こうやってずっと反撃の機会を伺ってたのさ!」
そう言ってる間にも研究所のシステムにアクセスし、機能を奪っていく。
「さすが束だぜ。まだ未完成なのに、ここまでの機能を備えてる。」
「貴様....!」
完全に俺を制御下に置けなくなった男は俺をとんでもない形相で睨んでくる。
「なぜ、男
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ