二十五章
最後の大戦(6)
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、飲食出来るような強さだからだ。綾那と歌夜は水を飲んでから、落ち着いた所でもう一度行く所であった。
「後方!鬼達が増え続けているので、このままでは破られてしまいます!」
「では俺達黒鮫隊が行くから、それで何とか援軍が来るまで持たせるとしようか」
「蒼太さん、頼みましたわ!」
左右は黒鮫隊IS部隊で支えていたが、鬼の増殖速度に追いついていないようだったので後方に回る黒鮫隊の諸君。そんで一真隊の士気が下がるが、夜叉となった足軽達は剣や槍で対抗して陣形を整える。
「皆の者、俺達には無限の弾があるから、例え突破されたとしても何とかするのが俺達の仕事だ」
「私達も少数ではありますが、左右と前方の鬼はお任せを」
「黒鮫隊に負けじと行きますわよ!」
そうしてアサルトライフルで撃ちまくる貫通弾によって、縦にいた鬼の列ごと葬ったのでそのまま後方は貫通弾で行く事とする。左右と前方は味方もいるので、一真隊主要武将の背後には必ず一人か二人守護している。隊列も乱れてないので、俺達も凄いが夜叉達による統率も見事だと言いたい。
「・・・・黒鮫隊もですが、限界というのを感じないのでしょうか」
「敵は相変わらずの三千強。対してこちらも時が過ぎても人数が減らないままとなっておりますから、これも一真様が足軽達を夜叉へと生まれ変わらせたお陰であります」
「あれは何だ?」
「どうやら援軍の到着のようですが、丸の内に万の字・・・・あれは甘粕衆!」
「援軍が来た!ころちゃん援軍が来たよ!」
「うん・・・・うん!良かった・・・・!」
「安堵はあとにしろ!旗本衆は後方に、甘粕衆と連携し鬼達を挟撃するぞ!」
「任せろ!」
「蜂須賀衆、今が踏ん張り所だよ!夜叉となった身でありながらも、新たな力を私に見せて!いっけー!」
「ころちゃん達を助けるよ!弓隊と黒鮫隊は斉射ー!」
「後方の鬼が崩れた!今が好機!」
黒鮫隊との連携により、甘粕衆は本能寺境内に入った所で鬼を葬り去る。そして前回の外史でも聞いた事がある美空の台詞を聞いた事で、黒神眷属全員は三昧耶曼荼羅を境内にいる鬼全てを燃やし尽くす事を知っている。夜叉達と神召喚によって呼ばれた者達も、即刻退避したのだった。
「ウチの旦那らと妾達に何て事してくれんのよーっ!絶対に許さない!絶対によ!・・・・おいで、帝釈、毘沙門!私の可愛い義妹達!この神州を穢し、悪業の限りを尽くす異形の妖!不浄なる鬼共が、我が光に触れる事能わず!我らは御仏の子となり!一重に如来大悲の本誓を仰いで不二の浄信に安住し、菩薩利他の行業を励みて、法身(みほと
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